2026.02.26 昼 粉で語る、丸の内のフランス@VIRON 丸の内店 パン・サンドイッチ・ハンバーガー 東京・日本橋 1000円〜2999円 ★★★☆☆ 丸の内でさっとフランス気分を差し込める一軒、『VIRON 丸の内店』。2003年創業、フランスの製粉会社VIRON社の小麦粉「レトロドール」を100%使うことを軸に据えたブーランジェリーだ。店名も粉の名前そのまま。何を売りにしているのかが、これ以上ないほど分かりやすい。一階にはパンの売り場とブラッスリーが同居し、今回はテイクアウトでの利用。 まずは「クロワッサン」。エシレ村の発酵バターを使用し、粉はもちろんレトロドール。焼き色はややしっかりめ。外側はパリッと割れ、中は層が詰まりすぎず、軽すぎもしない。バターの香りは広がるが、甘さに寄せすぎない味の設計で、塩味と小麦の風味がきちんと残る。派手なインパクトというより、毎日食べられる安定感。 「ジャンボン・フロマージュ」は、フランス・バスク地方のシャルキュトリブランド“ピエール・オテイザ”のハムを使用。そこにフランスAOP認定のコンテチーズ、そしてバターを合わせ、レトロドールのバゲットで挟む。ブランド名を明示するあたりに、この店のスタンスが出ている。ハムは塩気がはっきりし、肉の旨味が濃い。コンテはナッツのようなコクを持ち、バターが全体をつなぐ。噛むほどに小麦の風味が立ち上がり、素材同士がきれいに噛み合う。 共通しているのは、フランスという軸がぶれないこと。小麦粉はVIRON社の「レトロドール」100%、バターはエシレ、ハムはピエール・オテイザ、チーズはAOPコンテ。素材の出自を明確にし、その個性がきちんと立つように生地を設計している。丸の内にいながら、味の視線は常にフランスへ。ご馳走様でした。 — VIRON 丸の内店03-5220-7288東京都千代田区丸の内2-7-3 東京ビルTOKIA 1Fhttps://tabelog.com/tokyo/A1302/A130201/13043904/