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2026.02.20 昼

鎌倉で出会う、むっちり白玉の衝撃@茶房 雲母

デザート

鎌倉・湘南

1000円〜2999円

★★★★☆

古都・鎌倉の住宅街にひっそりと暖簾を掲げる『茶房 雲母』。観光地の喧騒から少し離れた場所にありながら、連日大行列をつくる甘味処だ。創業は昭和後期、和の趣を残す一軒家を活かした空間は、まるで誰かの邸宅に招かれたかのような温度感。店名の「雲母(きらら)」は鉱石の名に由来し、光を受けてきらきらと輝く様子を意味する言葉。その名の通り、主役である白玉が艶やかに光を放つ。

名物は「白玉フルーツクリームあんみつ」。まず視覚に飛び込むのは、器をぐるりと囲む巨大な白玉の群れ。そのサイズ感は一目で異質。一般的な白玉の二倍、いや三倍はあろうかという堂々たる存在感。口に運べば、もっちり、むっちりと弾むような弾力。大きさに比例するかのように、噛み締める時間が長く、米の甘みがじわじわと広がる。

中央には粒あん、そして濃厚なバニラアイス。乳脂肪分の高いアイスはねっとりと舌に絡み、白玉の素朴な甘みと対比をなす。さらに林檎、キウイ、蜜柑といったフルーツが彩りと酸味を添え、味覚の単調さを防ぐ構成。黒蜜をとろりとかければ、全体が一気に和の重心へと傾く。甘さのレイヤーを自分で調整できるのも、この一杯の完成度を高める要素だ。

脇に添えられた「漬物」にも注目。甘味処で漬物?と思うなかれ。塩気と発酵のニュアンスが、口内をリセットし、再び白玉へ向かわせるブリッジとなる。巨大白玉という重量級の甘味に対し、この塩味のアクセントは戦略的ですらある。

鎌倉という土地で、観光客にも地元客にも支持され続ける理由は明快。巨大白玉という分かりやすい個性と、それを最後まで食べさせる設計力。甘味を“軽食”ではなく“体験”に昇華させた一軒と言っていい。行列の先に待つのは、あのむっちりとした幸福感。鎌倉で甘味欲が高まったなら、迷わず思い出してほしい存在だ。ご馳走様でした。

茶房 雲母
0467-24-9741
神奈川県鎌倉市御成町16-7
https://tabelog.com/kanagawa/A1404/A140402/14000248/

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