「おいしい」を、
すべての人に。

検索

2026.02.15 昼

お好み焼きか、魚か。その間を選ぶという楽しみ@アサカナキッチン ルーブルー

お好み焼き・もんじゃ焼き・鉄板焼き

和光・新座・志木・川越

1000円〜2999円

★★★☆☆

朝霞の住宅街に暖簾を掲げるキッチン&カフェ『アサカナキッチン ルーブルー』。

2024年創業。広島で創業52年続く魚屋の三代目である父が、新天地・朝霞で家族とともに立ち上げた店だ。厨房に立つのはその父。ホールを担うのが娘店長。そして母は広島仕込みのお好み焼きを焼く。魚屋の技術と広島の鉄板文化を、家族三人で形にしている。

今回は、お好み焼きと魚、その両方をまたぐような頼み方。鉄板の粉もの、鮮魚、そしてその中間。店の個性を横断する注文をしてみた。

まずは「肉玉ピリ辛そば」。広島式の重ね焼きで仕上げる一枚。升萬食品の麺に唐辛子を練り込んだ仕様で、鉄板の上でじっくり蒸されたキャベツの甘みがしっかりと立ち上がる。ソースのコクにピリッとした辛味が重なり、味の輪郭は明確。麺のほぐれ具合も良く、豚肉の脂と玉子のコクが全体をつなぐ。食べ進めるうちにキャベツの水分がなじみ、後半は味が丸くまとまっていく。

そして、間を担うのが「牡蠣のチヂミ」。粉の生地をベースにしながら、主役は魚介。広島江波カネウ水産の牡蠣の旨味が広がり、さらに烏賊は大胆なカットで加えられ、噛むたびにしっかりとした弾力を残す。牡蠣の濃さと烏賊の食感が、生地の中で共存する。粉ものでもあり、海鮮料理でもあるこの店らしい一皿。

「魚屋定食」は刺身を中心に据えた構成。厚みのある刺身は鮮度も安定し、魚屋三代目の経験がそのまま皿に出ている。小鉢も含めて過不足なく、日常の食事として安心して選べる内容。

鉄板のソース味、刺身のさっぱり、そして海鮮を抱えた生地料理。その振れ幅を一度の食事で行き来できるのがこの店の面白さだ。どちらかに寄せるのではなく、間を楽しむ。そんな頼み方が似合う一軒。

ご馳走様でした。

アサカナキッチン ルーブルー
070-4060-7186
埼玉県朝霞市本町2-8-15 第2ホワイトビルB 1F
https://tabelog.com/saitama/A1103/A110301/11063803/

エリア

ジャンル

価格帯

評価

月別アーカイブ