2026.02.14 昼 叉焼をどう食べるかという提案@福籠叉焼 中華料理 中野~西荻窪 1000円〜2999円 ★★★☆☆ 中野の商店街を歩いていると、目に飛び込んでくるのは“叉焼”の文字。ガラス張りの外観越しに厨房の動きが見え、鉄板の音がかすかに響く。その名も『福籠叉焼』。屋号がすべてを物語る。主題は明らかに叉焼。その世界観の中に、かけラーメンや鉄板料理が組み込まれているようなメニュー構成。 注文は「福籠セット」。かけラーメン(塩・醤油)+鉄板料理+半ライス。鉄板料理はもちろん「炙叉焼」を選択。 まず鉄板。甘辛いタレをまとった叉焼がジュウジュウと音を立てる。縁は香ばしく、中心はしっとり。脂は溶けすぎず、肉の繊維に旨味が残る設計。タレの糖分が軽く焦げ、香りに厚みを出す。 白飯を合わせれば、それだけで成立する満足感。正直、これとご飯だけでもいい。鶏叉焼なども添えられ、肉の表情を増やしている。屋号に恥じない叉焼の強さ。 そして「かけラーメン(塩)」。澄んだスープは軽やかで、出汁の輪郭が穏やかに広がる。塩ダレは角が立たず、油も過度に主張しない。 麺は平打ちで、ピロピロとした舌触り。スープを持ち上げすぎない設計が印象的だ。ぜひ試してほしいのは、かけラーメンへの叉焼の参加。炙叉焼を浸せば、肉の脂と甘辛ダレが溶け込み、味が一段深くなる。シンプルな塩だからこそ変化がわかりやすい。 結局のところ、この店で記憶に残るのは叉焼だ。鉄板の上で立ち上る香り、甘辛ダレが焦げる瞬間の匂い、白飯を巻き込むあの推進力。ラーメンに浸したときの味の変化まで含めて、一連の叉焼体験が組み立てられている。ご馳走様でした。 — 福籠叉焼03-6454-0444東京都中野区新井1-14-14https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131902/13283134/