2026.01.23 昼 野菜と肉、どちらも主役な一人しゃぶしゃぶ@しゃぶしゃぶ れたす 中目黒本店 鍋・おでん 東急沿線 3000円〜4999円 ★★★☆☆ 中目黒の路地裏、落ち着いた雰囲気のなかに構える『しゃぶしゃぶ れたす 中目黒本店』。 しゃぶしゃぶの店で「れたす」という名前をつけるあたり、ちょっと面白い。もちろん肉も出るし、むしろしっかり美味しい。でもこの店が大事にしてるのは、「肉だけじゃない」というスタンス。たとえば、レタスをしゃぶしゃぶする。さっと火を通すことで、レタスの甘さやシャキッとした食感が際立つ瞬間がある。それを一度でも味わえば、この店が“れたす”と名乗る理由も、腑に落ちてくる。 スタイルは一人一鍋。注文したのは「プレミアムれたすセット」で、豚と牛の両方を楽しめる構成。個別鍋スタイルは、火入れの加減も出汁の選び方もすべて自分次第。今回選んだのは「極み和出汁」。昆布と鰹の旨味がじんわりと立ち上がる、やさしくて澄んだ味わい。しっかりした出汁なんだけど、どの素材ともぶつからない。野菜の甘さも、肉の脂も、ふわっと受け止めてくれる懐の深さがある。 野菜はこの店のこだわりの象徴でもあって、壁には「本日の野菜」一覧とともに、生産者の写真と名前まで掲示されている。 日替わりで並ぶラインナップは、紅芯大根、紫芋、ズッキーニなど、どれも見た目が美しく、しゃぶしゃぶで味わうとそれぞれの特徴が際立つ。蒸籠にきれいに並べられて運ばれてくるのも視覚的に嬉しい。 肉はほどよい脂の乗り方で、軽さのある豚肉と、脂に甘みを感じる牛肉のバランスがちょうどいい。 自分で火加減を調整しながら、食べられるのも一人鍋ならではの楽しさ。 タレと薬味の種類がとにかく豊富なのもポイントで、定番のごまだれやポン酢のほかに、うまみ醤油、辛味だれ、ごま油など何種類も揃っている。 そこに合わせる薬味もまた大量にあって、柚子胡椒、おろしにんにく、ねぎ、山椒、ラー油、大葉、もみじおろしまで。ちょっと味を変えたくなったときにもすぐに対応できるし、自分の中でのベストを探すのが楽しい。 締めには「うどん」を投入。肉と野菜の旨味がたっぷり染み出た極み和出汁に、シンプルなうどんを泳がせるだけで十分に美味しい。余計なことをせずに、素材と出汁の味で完結する潔さが心地よい。 この店の魅力は、「野菜も肉もちゃんと美味しいしゃぶしゃぶ」を、ひとりの時間で静かに味わえるところ。一人で行ける、という気軽さだけでなく、ちゃんと選んで食べている実感がある。忙しい毎日のなかでも、ちょっと立ち止まって、自分のペースで食と向き合える場所。しゃぶしゃぶをゆっくり味わいたい日には、ちょうどいい選択肢。 ご馳走様でした。 — しゃぶしゃぶ れたす 中目黒本店050-5594-5733東京都目黒区上目黒2-12-1 Rootus Nakamguro 2Fhttps://tabelog.com/tokyo/A1317/A131701/13213490/