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2026.01.19 昼

オーガニックで、心も体も軽くなる@ローズベーカリー 丸の内

喫茶店・カフェ

銀座・新橋・有楽町

1000円〜2999円

★★★☆☆

東京・丸の内。重厚なビル群の一角に現れる、静かで洗練された空気感。その中にそっと佇むのが『ローズベーカリー』。本店は2002年、フランス・パリの9区で誕生。創業者ローズ・カッラリーニが手がけるのは、オーガニックや野菜を中心にした料理と焼き菓子。食材の持ち味を活かし、余計な手を加えず、潔く仕上げるスタイルがパリから世界へと広がっていった。

店舗は明治安田生命ビルの中。併設するのは、あの「コム デ ギャルソン」。ローズベーカリーがまとう空気の“おしゃれ度”を一段と引き上げているのは、間違いなくこの存在だ。ギャルソンが持つ前衛的で理知的な空気感が空間全体に染み込み、椅子やテーブル、客層にまで影響を与えている。

今年から登場したという「ピッツェッタ」は、そんな空気感にふさわしい軽やかな一皿。パリ本店では定番、そして銀座にはない、丸の内限定の試み。生地はサクッと香ばしく、内側はほんのりしっとり。トマトソースの明快な酸味と甘みが広がり、茄子のとろりとした旨味が全体を包み込む。ルッコラがアクセントとなり、全体に軽快なリズムをもたらしている。添えられたグリーンサラダも好印象。ピッツェッタの油分や塩気をやさしく受け止める設計になっている。

そして名物「キャロットケーキ」。グラス型のフォルムにまず目を奪われるが、真価はその内部構造にあり。人参のやさしい甘みとナッツの香ばしさが溶け合い、シナモン系のスパイスがじんわりと広がる。そこに乗るチーズフロスティングが圧巻。ふわりではなく、ずしり。しっかりとコクがあり、ケーキ全体の印象をぐっと引き締める力強さを持つ。この存在感があるからこそ、甘さ控えめの生地が引き立つのだろう。

ドリンクに玄米茶がそっと添えられたことで、食事の流れがきれいに整う。香ばしく、落ち着きのある余韻。野菜を使った料理、油分を抑えた構成、控えめな甘さ、そして穀物の香りで締める一杯まで。全体を通して体にやさしい流れが一貫しているのが心地よい。ローズベーカリーの魅力は、美味しさと同時に“整う”感覚があるところかもしれない。

ご馳走様でした。

ローズベーカリー 丸の内
03-6810-0212
東京都千代田区丸の内2-1-1 明治安田生命ビル 1F
https://tabelog.com/tokyo/A1302/A130201/13122282/

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