2026.01.19 昼 銀座の地下でひそやかに、ティータイムを@珈琲専門店 三十間 銀座本店 喫茶店・カフェ 銀座・新橋・有楽町 1000円〜2999円 ★★★☆☆ 銀座の地下に潜む静謐な喫茶空間、『珈琲専門店 三十間 銀座本店』。やなか珈琲店が手がける本格派のコーヒー専門店でありながら、空間づくりや甘味にも丁寧な気配りが感じられるのがこの店の魅力。木の温もりが優しく包む広々とした店内には、焙煎機や古道具がそっと置かれ、昔ながらの喫茶文化の空気が静かに流れている。空間そのものが“コーヒー愛”でできているようだ。 店名に“珈琲専門店”と掲げるだけあって、豆の個性に向き合う真摯な姿勢が伝わってくるが、じつはコーヒーがあまり得意ではない自分。今回は「セイロンティー」を選ばせてもらった。香りが立ち、渋みは穏やかで、スイーツの繊細な味を邪魔しないバランスの良さが印象的だった。ということで、ここからは甘味中心のレビューを。 「チーズケーキ」は、まるで無言の会話のように控えめな甘さで語りかけてくる一皿。粉糖を軽くまとう表面は、素朴でいて上品。ねっとりとした舌触りではなく、しっとりと崩れていく軽やかな食感。レモンの酸味がチーズのコクを引き立て、添えられた「ホイップクリーム」との相性も良い。 「シフォンケーキ アレンジ」は、ふわりとした質感と卵の香りがやさしく広がる一皿。厚みのあるカットは食べごたえもありつつ、重たさを感じさせない仕上がり。バニラアイスの冷たさとカラメルソースのほろ苦さが好対照で、生クリームがその橋渡しをしてくれるような構成。 甘さよりも余韻、派手さよりも静けさ。喧騒の銀座でふと足を止め、心をほどくように訪れるのが似合う場所。“大人の休息”とは、こういう時間のことを言うのだろう。ご馳走様でした。 — 珈琲専門店 三十間 銀座本店03-3564-8096東京都中央区銀座3-8-12 大広朝日ビル B1Fhttps://tabelog.com/tokyo/A1301/A130101/13149724/