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2026.01.16 昼

たい焼きはここから始まった@浪花家総本店

デザート

六本木・麻布・広尾

〜999円

★★★★☆

東京・麻布十番、老舗が立ち並ぶ粋な商店街の一角に佇むたい焼き屋。その名は『浪花家総本店』。たい焼き界のレジェンドにして、あの「およげ!たいやきくん」のモデルとも言われる店だ。創業は明治42年(1909年)。大阪出身の初代・神戸清次郎が「今川焼きを縁起のいい鯛の形に変えてみよう」と考案し、たい焼きというジャンルそのものをこの世に生み落とした。つまり、ここはたい焼きのはじまりの場所。一匹ずつ鋳型で丁寧に焼く“天然物”という言葉も、この店の技法から広まった。

その看板商品「たいやき」を一口頬張る。生地は極薄でパリパリ、香ばしさが鼻に抜ける。噛めば粒餡が溢れ出し、甘さはしっかりめで輪郭がある。北海道産小豆を丁寧に炊き上げた自家製餡が、尾の先までぎっしりと詰まっている。見た目の可愛さに惑わされるなかれ、中身は実直そのもの。甘さ、香ばしさ、食感のコントラストが、驚くほど完成されている。

たい焼きとは何か。その問いに対する一つの答えが、ここにはある。たい焼きという文化がこの世に生まれた“発祥の地”にして、今なおその原点の味を守り続ける店。それが『浪花家総本店』だ。長い年月を経ても色褪せない味と、代々受け継がれてきた職人の手仕事。そのすべてがこのたい焼きに詰まっている。焼きたてを頬張れば、たい焼きという食べ物の“原点の力”が、静かに、そして力強く伝わってくる。ご馳走様でした。

浪花家総本店
03-3583-4975
東京都港区麻布十番1-8-14
https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130702/13002775/

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