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2026.01.12 夜

肉を焼いてご飯をかきこむ幸せ@炭火焼肉市場 済州家 本店

焼肉・肉料理

前橋・高崎

5000円〜9999円

★★★☆☆

群馬・高崎に暖簾を掲げる『炭火焼肉市場 済州家 本店』。店名からは韓国・済州島が思い浮かぶ。実際、キムチや冷麺など韓国的な料理も揃っているが、ここで主役を張っているのは“焼肉”。炭火で焼き、大きく切った肉を頬張る、その快感にフォーカスした一軒だ。

まず口火を切るのは名物の「チェジュタン」。分厚い4枚構成のタンは、網の上でそのまま立ちそうなほどの存在感。炭火でじっくり焼き、表面に香ばしさをまとわせたら、口に運ぶ。中はしなやかに弾力を残し、噛むたびにタン特有の旨味と塩のキレが交互に広がっていく。焼肉の楽しさを真っ直ぐに伝えてくる一皿。

そして、このタンとセットで検討してほしいのが「チェジュねぎご飯」。どんぶりの表面をびっしり覆う刻みネギ。その下からご飯が顔をのぞかせる。焼きたてのタンをのせ、ネギと一緒にかきこむ。ネギタン塩という定番が存在する以上、この組み合わせに疑いはない。これで完結、そう思わせる一体感がある。食欲に拍車をかけてくるような一杯。

「チェジュハラミ」は、大ぶりにカットされたまま提供され、焼いたあとに自らハサミで切り分けるスタイル。焼肉を食べるだけでなく仕上げる工程まで楽しめるのが良い。赤身の繊維感と噛みごたえがしっかり残っていて、ハラミらしいコクを存分に味わえる。見た目の豪快さもこの店らしさの一部だ。

「チェジュ鶏皮」は、一般的な焼鳥とは異なり、大きくカットされた存在感のある一皿。脂分もしっかり含まれており、炭火でじっくり焼いてもパリパリに仕上げるのではなく、皮の弾力と脂の旨味をしっかり残す方向性。香ばしさの奥にじわりと感じるまろやかさが、他とはひと味違う鶏皮に仕上げていた。

「新鮮ホルモン3種盛り(辛ダレ)」では、トンチャンが印象に残る。ぷるんとした食感に辛ダレが寄り添い、ホルモンの甘みをしっかりと引き出していた。クセはほとんど感じず、下処理の丁寧さが伝わってくる構成。どれも食べやすく、焼き加減の違いを楽しめる内容だ。

全体を通して、構成は明快。厚切り、大ぶり、炭火。焼肉というジャンルの中でも、噛む楽しさや火の力をしっかり感じられる設計になっている。肉の厚み、脂の量、網の上での存在感──一皿一皿に物理的な迫力があり、気づけば腹も心も、しっかり満たされていた。ご馳走様です。

炭火焼肉市場 済州家 本店
027-323-6303
群馬県高崎市栄町12-8
https://tabelog.com/gunma/A1001/A100102/10001876/

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