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2026.01.01 夜

日本の元旦に、韓国の正月料理を味わう。@韓国料理 ハモニ食堂

韓国料理

赤坂・永田町・溜池

5000円〜9999円

★★★★☆

新年一発目の食べ歩き。向かったのは赤坂、『韓国料理 ハモニ食堂』。日本では1月1日が当たり前の正月だけど、ちなみに韓国では旧暦の1月1日を「ソルラル」と呼び、そちらが本番の正月になる。祖先を敬い、家族が集い、縁起のいい料理を囲む――そんな祝いの食文化が今も色濃く息づいている。今日はその“祝いの食卓”を、ひと足先に味わわせてもらうことにした。

まずは「ポッサム」。しっとりと茹でられた豚肉を、味噌やネギキムチと一緒に葉野菜で包む定番の一品。豚は“福を呼ぶ”象徴とされ、韓国の正月料理にもたびたび登場する食材。脂の甘さと味噌のコク、香味野菜の爽やかさが一体となり、シンプルながら満足度の高いひと口に仕上がっている。

続いて「チャプチェ」。春雨と野菜を甘辛く炒めた韓国の定番料理で、祝いの席には欠かせない存在。春雨の“長さ”には“長寿”の意味が込められており、まさに縁起ものの代表格。ごま油が香るたび、箸が止まらない。冷めても美味しい万能選手だが、作りたての温かさには格別な魅力がある。

「牛カルビチム」は、骨付きの牛カルビを甘辛く煮込んだごちそう。韓国の正月料理でも上位に入る、まさにメインディッシュ級の存在感だ。醤油ベースのタレは濃すぎず甘すぎず、野菜や椎茸の旨味もたっぷりと染み出している。ホロホロと崩れる肉は白飯必須のやみつき系。

「ジャガイモチヂミ」は、韓国の“ジョン”文化を感じる素朴な一皿。ジョンとは、粉と卵で食材を包んで焼いた料理で、ソルラルのような特別な日には必ずと言っていいほど食卓に並ぶ。ジャガイモのもっちり感と、表面のカリカリとした香ばしさ。その対比が心地よく、特製ダレとの相性も抜群だ。

「チャンドル味噌チゲ」は、味噌とコチュジャンのバランスが絶妙な一杯。大根や豆腐、エノキなどの具材がたっぷり入り、体の芯から温まる。旧正月は冬の真っただ中。こんな一杯が食卓にあれば、寒さも祝いの一部に変わる。スープに染み出す野菜の甘さが、穏やかな余韻を残す。

正月に縁起を担ぐのは、万国共通。日本のおせち、韓国のソルラル料理、どちらにも「今年は良い一年になりますように」という願いが込められている。赤坂で出会った韓国の正月料理たち。縁起を食べるという行為は、国境を超えてあたたかい。ご馳走様でした。

韓国料理 ハモニ食堂
050-5890-7008
東京都港区赤坂3-11-14 赤坂ベルゴ 2F
https://tabelog.com/tokyo/A1308/A130801/13258522/

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