2025.12.28 昼 笑顔を生む答えは、全粒粉の自家製麺だった@中華そば 笑歩 ラーメン・つけめん 横浜市 1000円〜2999円 ★★★☆☆ 住宅街に不釣り合いなほどの行列。その先にあるのが、2018年創業の『中華そば 笑歩』だ。店名の由来は「食べたお客様の笑顔のために、1歩ずつ努力していく」という、実にシンプルな思想。お客様の笑顔のために彼らが行き着いた答えが、全粒粉から作る自家製麺への徹底したこだわりだ。 注文したのは「特製中華そば」 全粒粉を使った自家製麺は、見た目以上に力強い。持ち上げた瞬間に伝わる重量感、口に入れた瞬間に歯を押し返してくる反発力。表面は滑らかだが、中心にはしっかりとした芯があり、噛むほどに小麦の香りと密度が立ち上がる。啜るというより、噛ませにくる麺で、自然と咀嚼回数が増えていく。ここでは、食べ手が無意識に麺と向き合わされる。 スープは地鶏と魚介の合わせ出汁による醤油清湯。澄んだ表情から想像するよりも、味わいは穏やかに厚い。地鶏の旨味が下支えとなり、魚介が輪郭を整える構成で、前に出すぎることはない。あくまで主役は麺。その強さを正面から受け止め、引き立てるための設計だ。後半、スープ割で温度が上がると、出汁の角が取れ、じんわりとした余韻へと着地する。 トッピングで印象に残るのは、特製らしいチャーシューの存在感。赤身と脂のコントラストが明確で、脂の甘さも遠慮がない。ただし、これは単なるボリューム感の演出ではなく、骨太な麺を最後まで楽しませるための装置。麺の噛み応えに脂のコクが重なり、食べ進める推進力が生まれる。 『中華そば 笑歩』は、全粒粉の自家製麺を軸に、スープもトッピングも同じ方向を向いて積み上げられた一杯だ。食べ進めるほどに、店名に込められた姿勢がそのまま丼の中に表れていることが分かる。ご馳走様でした。 — 中華そば 笑歩045-717-7622神奈川県横浜市港北区綱島西3-22-14https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140204/14070233/