2025.12.19 昼 名物は、鬼まんじゅう。@梅花堂 デザート 名古屋市 〜999円 ★★★☆☆ 名古屋・覚王山エリアに店を構える『梅花堂』。昭和8年(1933年)創業、戦前から続く和菓子屋として、この街の時間の流れをそのまま背負ってきた存在だ。和菓子屋らしい端正な響きを持つ「梅花堂」という店名は、余計な装飾を排し、淡々と菓子を作り続けるこの店の佇まいと自然に重なってくる。 名物は言うまでもなく「鬼まんじゅう」。小麦粉と砂糖、水という極めてシンプルな生地に、角切りのさつまいもをこれでもかと混ぜ込む名古屋らしい郷土菓子だ。粉はあくまでまとめ役に徹し、主役は芋。蒸し上げることで芋のデンプンがほくりとほどけ、同時に表面はねっとりとした艶を帯びる。甘さは控えめで、砂糖の主張は最小限。素材そのものの糖度と蒸気の熱だけで完結させる。 手に取った瞬間はずしりと重く、視覚的にも無骨。ひと口かじれば、まず芋の繊維感と粉の素朴な弾力が同時に来て、噛むほどに芋の甘みがじわじわと広がる。派手な香りも後味の演出もなく、余韻は短く、すっと消える。だからこそ、もう一口が自然と続く。 「鬼まんじゅう」は、サイズが大きく、一つでしっかり腹にたまる。芋の比率が高く、粉の存在感は最小限。蒸し菓子としての構造が分かりやすく、買ってすぐ食べられる日常菓子として扱いやすい。ご馳走様でした。 — 梅花堂052-751-8025愛知県名古屋市千種区末盛通1-6-2https://tabelog.com/aichi/A2301/A230107/23001844/