2025.12.08 昼 甘さも塩気も受け止める、やさしいパンケーキ@パンケーキママカフェ VoiVoi デザート 東急沿線 1000円〜2999円 ★★★★☆ 三軒茶屋の裏路地、赤いテントが目印の『パンケーキママカフェ VoiVoi』。2006年創業のパンケーキ専門店で、フィンランド語の“あらまあ”という店名どおり、どこかほっとする空気が漂う一軒だ。もちろん、名物はパンケーキ。 生地づくりのこだわりは、水を一切使わず、バターミルクと牛乳だけで仕上げる独自配合。焼き上がりの香り、湯気をまとった断面、指で押すとふんわり戻る柔らかさ。ほんのり甘みがありながら主張しすぎないため、ここに乗せる“甘味担当”と“塩味担当”のどちらにもすっと馴染む。受け皿としての完成度が高い。 まずは甘い担当の代表格、「スペシャルパンケーキ」。三段重ねの生地に、クリームとアイスがゆるりと溶け落ちる。ひと口食べた瞬間、思わず「あらまあ!」と声が漏れそうな軽さ。口当たりは優しく、バターミルクの酸味が後味をきれいに整える。甘さの広がりをしっかり受け止めながらも、重さが残らないのが特徴だ。 一方で塩味担当の「2トッピングクラシック」。カリカリのベーコンと厚切りスパム、どちらも塩味が立っているのに、生地に乗せると角が丸くなる。そこにメープルをひと筋垂らすと、甘さと塩気がバランスよく同居。生地のニュートラルな甘みが、塩気をうまく引き寄せてくれる。甘いも、しょっぱいも、どちらも変に浮かず、すんなり馴染むのがVoiVoiらしい。 甘味担当も塩味担当も受け止めるこの生地の包容力こそ、VoiVoiが長く愛されてきた理由だろう。奇をてらうわけではなく、ただ丁寧に焼き上げた一枚が、甘さにも塩気にも向き合える。そんな柔らかい強さがある。気負わず楽しめて、気づけばまた食べたくなっている。三茶でパンケーキを思い浮かべたとき、自然とここが候補に上がる。ご馳走様でした。 — パンケーキママカフェ VoiVoi03-3411-1214東京都世田谷区三軒茶屋1-35-15 1Fhttps://tabelog.com/tokyo/A1317/A131706/13038342/