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2025.11.23 夜

ブランド豚のこだわりで作る、晴れのとんかつ。@晴のちカツ

とんかつ・揚げ物

銀座・新橋・有楽町

3000円〜4999円

★★★☆☆

東銀座の路地に柔らかな灯りを落とす白提灯。暖簾の奥から漂う香ばしい油の香りに誘われるように足を運べば、そこに姿を見せるのが『晴のちカツ』。2021年オープンの比較的新しい店で、カウンターを中心とした小体な空間。店内には海外からのゲストが自然と目に入り、いまの東京のとんかつ人気をそのまま体現しているような空気がある。

きっと豚へのこだわりが海外ゲストを惹きつけているのだろう。メニューを見れば、主役として据えられているのは静岡・富士宮のブランド豚「LYB豚(ルイビ豚)」と「富士デュロック」。肉質のキメ、脂の質、そして火入れ後の香りまで計算された豚たちだ。ロースやヒレといった定番の部位でも明確に食べ分けを意識させる構成で、そのこだわりは皿に届く前からすでに伝わってくる。

その中から選んだのは、LYB豚の「上ロースカツ定食」。“LYB豚(ルイビ豚)”は、脂の溶け方が特徴的で、甘みが舌の上でふっと広がるタイプ。

皿の上に並んだロースは衣が黄金色で、断面はほんのりピンク。まずは塩で。サクッと心地よい音のあとに、脂が静かに溶け出して甘みが舌を包み込む。出汁醤油に切り替えると、ここでぐっと表情が変わる。昆布や鰹の旨みが脂の甘みをすっと後押しし、余韻に和食らしい静けさが残る。塩と並んで、この店のロースをもっとも素直に味わえるペアだと思う。

ソースは香りもコクも強く、もちろんご飯の進む味ではあるが、豚の甘みと比べると主役が入れ替わる印象。味変として軽く挟むくらいがちょうどいい。

ご飯はつややかで粒立ちがよく、脂をしっかりと受け止める。ついつい注文した大盛りだったが、気づけば胃袋の中に消え去っていた。味噌汁や小鉢もきちんと整えられ、定食のまとまりがある。

初めて来る人にも、豚が好きな人にも、海外のゲストにも、等しく“気持ちを晴らしてくれる一枚”。ご馳走様でした。

晴のちカツ
03-3543-1322
東京都中央区銀座3-14-7
https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130101/13262308/

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