2025.11.10 夜 え、チキン南蛮って世界で人気あるの!?@ひむか食堂 焼肉・肉料理 上野・浅草・日暮里 1000円〜2999円 ★★★☆☆ え、チキン南蛮ってそんなに人気あるの!? そう思わず声が出た。末広町の交差点を抜けた先、外国人の行列ができている。まさかチキン南蛮に!? カメラを構え、スマホを掲げ、英語が飛び交う。どうやらいま、チキン南蛮が世界の食欲を掴んでいるらしい。まさかのインバウンド現象だ。列の先にあるのは『ひむか食堂』。 宮崎チキン南蛮専門店を掲げ、2022年にオープンして以来、秋葉原・末広町エリアの人気者に。店名の「ひむか」は宮崎の古名“日向”に由来し、つまり“宮崎の魂を東京で伝える”という旗印だ。メニュー表記には英語も併記。潔いまでに“世界対応”である。 注文したのは、堂々と人気ナンバーワンを掲げる「三種のチキン南蛮定食」。まず、その圧倒的なボリュームに笑ってしまう。皿の上には胸肉のタルタルあり、胸肉の甘酢のみ、そしてもも肉の三種類。 まずはタルタル付きの胸肉。衣は薄く軽やかで、口に入れた瞬間に甘酢の香りがふわりと立つ。そこへ自家製タルタルのまろやかさと酸味が重なり、全体がやさしくまとまる。甘酢との調和を意識した設計。淡白な胸肉に強いコクを足し、ひと口ごとに旨味を広げる。 続いて、タルタルなしの胸肉。一転してシャープな構成。衣の香ばしさが際立ち、甘酢の酸がストレートに響く。素朴で力強い、まさにチキン南蛮の原型を思わせる一皿。 そして最後のもも肉。脂が弾けるようにジューシーで、甘酢の丸みとタルタルの濃厚さが渾然一体となる。白飯が止まらないとはまさにこのこと。 『ひむか食堂』は、チキン南蛮という日本のソウルフードを、言葉の壁を超えて伝えるための舞台。英語メニューが象徴するように、いまやこの料理は“世界対応のローカルフード”になったのだ。これがチキン南蛮の現在地か。ご馳走様でした。 — ひむか食堂03-3525-8664東京都千代田区外神田3-16-13https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131101/13276073/