2025.11.08 昼 飲める粗挽きのハンバーグ!?@ぱぱばーぐまますいーつ 洋食 水戸・笠間 1000円〜2999円 ★★★☆☆ 茨城の静かな住宅街に、肩肘張らずふらりと入れる店がある。『ぱぱばーぐまますいーつ』。まず印象に残ったのは、スタッフの丁寧な接客。そのやりとりの一つひとつから「喜んでほしい」という意志が伝わってくる。その姿勢に、店名の“パパ”と“ママ”という言葉が自然と重なる。 注文した「パパバーグ(180g)」は鉄板の上でジュウッと登場。香ばしい焼き目から立ちのぼる肉の香りが、もうすでにうまい。ナイフを入れると中からじゅわっと肉汁がにじみ出し、粗挽きの粒が舌の上でほどけていく。ひと噛み目にはガシッとした食感があり、次の瞬間、脂がとろりと溶けてすっと消える。飲めるようなとろけ感と、噛みごたえある粗挽きが同居する、不思議で心地よい一体感。外の香ばしさと中のしっとり感。 合わせるご飯は茨城県産の「ひとめぼれ」。粒の立ち具合がちょうどよく、噛むたびにほんのり甘さが立ち上がる。肉の塩気とぶつかるのではなく、ふわりと溶け合って、味の輪郭をまろやかに整えてくれる。 副菜にはレンコン、もやし、ブロッコリーなど。彩りも味も過不足なく、きちんと手がかけられているのがわかる。サラダやスープはセルフで好みのドレッシングやトッピングを楽しめるのも魅力。 ソースは好きなものを選べるスタイル。一番人気とされるのが「ジンたれ」と「ママトマトソース」。この日はその2つを試したが、人気に違わず「ジンたれ」がとにかくうまい。甘辛い醤油ベースに果実味が溶け込み、粗挽きの肉にぴたりと寄り添う。旨味がじんわり広がり、余韻まで気持ちいい。対して「ママトマトソース」はガラッと方向を変えた一撃。酸味とコクが強く、まるで肉の表情を変えてしまうほどの変化球。味変というより、もはや別の料理に出会った感覚。 食後には「まますいーつ」。この日はプレーンのシフォンケーキを選んだ。ベーキングパウダー不使用とは思えないほどふわふわで、口に入れるとスッと溶けるような軽さ。それでいて、断面にはしっとりとした湿度があり、淡泊にならない。素材の味わいがじわりと広がる感じは、甘さ控えめだからこそ感じられるもの。 『ぱぱばーぐまますいーつ』の魅力は、料理はもちろん、それを届ける人たちの雰囲気にある。親しみがあって、自然体で、でも芯がある。とろけるハンバーグに頬が緩み、優しい空気に肩の力が抜ける。また来よう、そう思わせてくれる一軒。ご馳走様でした。 — ぱぱばーぐまますいーつ070-4386-5592茨城県ひたちなか市東大島3-26-7https://tabelog.com/ibaraki/A0801/A080102/8015190/