2025.10.13 昼 ふわふわビリヤニに導かれて。@シンズキッチン カレー 大阪市 1000円〜2999円 ★★★★☆ 大阪・日本橋。喧騒を少し離れた通りに、スパイスの香りで存在を知らせる一軒『シンズキッチン』。2009年創業、いまや大阪のインド料理好きなら一度は耳にしたことのある店だ。店名から察するに、きっと“シンさん”という人物がこのキッチンを率いているのだろう。 看板の「チキンビリヤニ」は、銀のプレートに盛られた一皿。口を入れた瞬間、ふわふわとほどけるバスマティライスが現れ、スパイスの香りが層を描くように広がっていく。その下に隠れているのは、スパイスでしっかりとコーティングされたチキン。米と混ざり合うたびに、香ばしい旨味とスパイスの熱が立ち上がり、香りのリズムが次々と変化していく。クローブやカルダモンの爽やかな香りが鼻を抜け、チキンの柔らかな旨味がそれを包み込む。ゆで卵が全体の流れをやわらかく整え、余韻に穏やかなアクセントを残す。 添えられたカレーたちも手練れの仕事。スパイスでコーティングされたソーセージは、噛むほどに香りが弾ける一品で、スパイスの深みと香ばしさのバランスが絶妙。ポテトのカレーは素材の甘さをしっかり残しつつ、スパイスの輪郭を優しく立たせている。チキンカレーは滑らかな口当たりで、香りと塩味のバランスが絶妙。単体で食べても高い満足感を得られるだろうと感じさせる完成度だ。 本場の味をそのまま持ち込むのではなく、日本の舌になじむ温度で仕立てる。そのバランス感覚が、この店の魅力を際立たせている。大阪のインド料理界でも名を響かせる一軒として、多くの人をスパイスの香りで魅了し続けているのも納得だ。ご馳走様でした。 — シンズキッチン06-6632-4433大阪府大阪市中央区日本橋 1-21-20 丸富パールビル 1Fhttps://tabelog.com/osaka/A2701/A270202/27044516/