2025.10.02 昼 八雲に息づく和菓子の定番@つ久し デザート 東急沿線 〜999円 ★★★☆☆ 東横線・都立大学駅を降りてすぐ、八雲の角地に腰を据える和菓子司『つ久し』。1949年創業、70年以上この地で愛されてきた老舗だ。瓦屋根に藍の暖簾、その落ち着いた姿が街の空気と自然に溶け合っている。 名物は「豆大福」。柔らかな餅の中で豆の輪郭がはっきりとしていて、噛むごとに豆の風味がふわりと広がる。塩気はあくまで穏やかで、餅と豆をつなぐ役割に徹する。中のつぶあんはみずみずしく、甘さを抑えて軽やかにまとめ上げている。豆、餡、餅がそれぞれ主張しながらも、全体で調和する一体感が心地よい。 「どら焼き」は皮の色味が特徴的で、やや濃い飴色。深みのある香ばしさが漂い、しっとりとした質感と相まって存在感を放つ。中の餡は甘さを抑え、皮の香ばしさと調和。見た目から伝わる力強さに比べて、口にすれば軽やかな仕立てだ。 派手さはなくとも、どの菓子も甘さを抑え、素材の良さを素直に生かしている。食べ終えたときに残るのは、静かで満ち足りた感覚。八雲で長く愛される理由は、こうした味の積み重ねにあるのだろう。ご馳走様でした。 — つ久し03-3724-0294東京都目黒区八雲4-5-6https://tabelog.com/tokyo/A1317/A131702/13035752/