2025.09.21 昼 港町を定食で噛みしめる@まるいち食堂 居酒屋・定食 神奈川 1000円〜2999円 ★★★☆☆ 三崎の港町に佇む魚屋直営の一軒、『まるいち食堂』。母体は昭和の頃から続く「まるいち魚店」で、その目利きの技を背景に2000年代に食堂としての営業を始めた。暖簾をくぐる前から既に行列が伸びており、観光客が思わず足を止めるのは、まさに港町らしさが漂うからだろう。魚を食べるならここしかない、そんな空気をまとっている。 この日いただいたのは「特撰五点盛り定食」。中トロ・鯛・ワラサ・太刀魚・ムツが並ぶ皿は、三浦半島の海を切り取ったかのよう。 「中トロ」は脂がほどよく差し、すっと馴染むような口当たり。「鯛」は皮目を残した切り方で、弾力とすっきりとした味わいが印象的。「ワラサ」は締まった身で、素直な味わいがご飯に合う。「太刀魚」は繊細な白身で、軽やかな食感が心地よい。「ムツ」はしっとりとした質感で、脂が柔らかく広がる。どれも港町ならではの新鮮さが背後にあり、肩肘張らない定食スタイルで魚を楽しませてくれる。 味噌汁は魚のアラを使った素朴なもの。ひと口で体が温まり、定食全体を優しくまとめる。漬物や小鉢も含め、全体が落ち着いた構成で、自然と箸が進む。 さらにユニークなのは、隣の鮮魚店で魚を選び、刺身でも焼きでも煮付けでも調理してもらえるシステムも。観光の人には特別な体験になり、常連には日常の贅沢としても成立する。今回は定番の定食を選んだが、次は魚をまるごと選んで、この店の醍醐味を満喫してみたい。 ご馳走様でした。 — まるいち食堂046-881-2488神奈川県三浦市三崎3-5-12https://tabelog.com/kanagawa/A1406/A140603/14012378/