2025.09.20 夜 末っ子同士のシンパシー、浅草老舗町中華の魅力@末っ子 餃子 上野・浅草・日暮里 1000円〜2999円 ★★★☆☆ 浅草六区に暖簾を掲げる老舗『末っ子』。創業は1959年、60年以上にわたり町中華の味を届けてきた一軒だ。店名の由来は諸説あるらしいが、創業者が末っ子だったとか。ミトミえもん自身も末っ子なので、なんだか勝手に親近感を抱いてしまう。そんな温度感が、この店の料理にも滲んでいる気がする。 まずは「餃子」。ひと口サイズの小ぶりな姿で、焼き目は香ばしく、皮はもちっと厚みがある。餡は肉汁で押すタイプではなく、野菜と肉の旨味がじんわり広がる優しい設計。食べ飽きない軽やかさで、気づけば一皿をぺろりと平らげてしまう。 続く「高級豚肩ロースチャーシュー」。薄切りの肉はしっとり柔らかく、濃いめのタレと脂の甘みが力強く押し寄せてくる。そこに刻みネギの清涼感と辛子の刺激が加わることで、重厚な旨さにアクセントが生まれる。インパクトのある一皿だからこそ、この薬味の存在が効いている。 そして「チャーハン」。黄金色の卵に包まれたご飯は、しっとりとしながらもパラリとほぐれる仕上がり。具材も最小限で、余計なことをせずに王道をなぞった一皿だ。派手さはないが、肩肘張らずに安心して口に運べる。 浅草の町で60年以上続いてきた理由は、シンプルに料理の確かさにある。餃子もチャーシューもチャーハンも、それぞれに存在感があって、安心して食べたくなる味わい。観光の合間にも、地元の日常にも、自然と馴染む町中華。末っ子同士としての親近感も相まって、なんだか特別に思えた一軒だった。ご馳走様でした。 — 末っ子03-3875-2274東京都台東区浅草5-17-8https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131102/13012249/