2025.09.17 昼 贅沢食材をぶつける、赤坂の挑戦的ラーメン@左とう ラーメン・つけめん 赤坂・永田町・溜池 1000円〜2999円 ★★★☆☆ 2025年、赤坂に産声を上げた『左とう』。横浜の名店「丿貫」で修業を重ね、間借り営業から独立を果たした一軒だ。丿貫が煮干しを軸に旨味を極限まで引き出す設計を磨き上げたように、その流れを汲む『左とう』は、牡蠣や鰻といったラーメンではなかなか出会えない贅沢な食材を正面からぶつけてくる。若き店の挑戦心がそのまま丼に投影されているようだ。 看板の「牡蠣そば」は、その姿勢を象徴する一杯。スープには牡蠣のエキスが濃密に溶け込み、ひと口目から磯の香りが鮮烈に広がる。後味にまで牡蠣の存在感が残り、余韻はどこまでも長い。 合わせるのは菅野製麺所の中細ストレート麺。硬めに茹でられ、歯切れよく、それでいてわずかに粘りを持たせている。重厚なスープを軽快に受け止めることで、強烈な牡蠣の旨味を食べ疲れさせずに楽しませてくれる。 続いて「明太子の和え玉」。ここで麺のキャラクターは一変する。やや太めで縮れを持たせた手揉み風の麺は、ムッチリとした弾力を前面に押し出す。明太子の塩気と辛みをしっかり拾い上げ、単体で食べても成立する力強さがある。 『左とう』を一言で言えば、“贅沢な食材をラーメンに持ち込む実験場”。派手な素材をどう扱うかにまだ粗さも感じるが、その挑戦は確かに印象に残る。赤坂の新店として、日常の一杯とは違う体験を求める時にふと思い出す存在になりそうだ。ご馳走様でした。 — 左とう03-5797-7676東京都港区赤坂3-21-8 高和赤坂ビル 1Fhttps://tabelog.com/tokyo/A1308/A130801/13307366/