2025.08.20 昼 喉越しの良さとユニークさの両立@蕎麦 松風 そば 上野・浅草・日暮里 1000円〜2999円 ★★★☆☆ 根津神社の参道近くに暖簾を掲げる『蕎麦 松風』。2018年に開業した比較的新しい店だが、すでに地域に根付いた存在感を放っている。店名は品川御殿山の本店から受け継いだもの。松を抜ける風のように軽やかで心地よい余韻を目指した蕎麦処だ。看板の蕎麦は石臼挽き十割。常陸秋そばを中心に、その時々で良質な粉を選び抜く。さらに定番だけでなく「ピンクグレープフルーツの冷かけ」などユニークなメニューも揃え、蕎麦の新しい可能性を示しているのも面白い。 今回いただいた「つけ天そば」も、その特徴が最もわかりやすい一杯。 ざるに盛られた蕎麦は、瑞々しさと喉越しの軽快さが印象的。十割そばらしく、噛むごとに香りがふわりと広がる。つけ汁にはこれでもかと刻まれた葱。シャキッとした辛味とほのかな甘みが絡み合い、全体に立体感を与えている。そして主役は二尾の海老天。つけ汁を吸った衣がやや重さを増すが、噛んだ瞬間にプリッと弾ける食感が心地よく、存在感は抜群。しっかりと食べ応えがあり、蕎麦と交互に口へ運ぶ流れが心地よい。 最後は蕎麦湯でつけ汁を割り、ふわりと余韻を楽しむ。定番の安心感がきっちりと備わった一杯だった。 『蕎麦 松風』は、日常の食事として肩肘張らずに楽しめる蕎麦屋。根津散策の途中にふらりと立ち寄れる気軽さが嬉しいお店。次もまた魅力的なユニークメニューに手を伸ばしてみたい。ご馳走様でした。 — 蕎麦 松風03-6882-0842東京都文京区根津2-37-12https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131106/13230324/