2025.08.14 夜 氷が消える、不思議なハイボール。@スタア・バー・ギンザ バー 銀座・新橋・有楽町 3000円〜4999円 ★★★★☆ 銀座一丁目の地下に潜む『スタア・バー・ギンザ』。黒を基調とした重厚な空間に漂うのは、神秘性とフレンドリーさが同居した独特の空気感。この店の真髄は「氷」にあり。長野県の天然氷や京都の自社製氷所で仕込まれるクラフトアイス、そして2日間かけて透明に仕上げるピュアアイス。その存在は唯一無二で、まるで氷そのものが主役のようだ。 象徴的なのが「忍者アイスハイボール」。横から見ると氷が消えたかのように透明で、まさに忍者の所作。 上から覗けば確かに存在しているのに、あまりの純度に気配を消す。口に含めばクリアで雑味のない飲み心地、並のハイボールでは到底たどり着けない境地に導いてくれる。 続く「モスコミュール」は銅マグから立ち上る冷気とライムの香りが心地よい。ひと口目に広がるやわらかな甘み、すぐにジンジャーの刺激が追いかける。甘いのに重くない、この絶妙なバランスが特別感を生む。 技巧に酔わせながらも、客を自然体で迎える懐の深さ。黒の世界に包まれていながら堅苦しさを感じさせず、氷の透明感そのままに澄み切った時間が流れていく。『スタア・バー・ギンザ』は、氷の哲学を通して銀座の夜に特別な余韻を残してくれる一軒だ。 ご馳走様でした。 — スタア・バー・ギンザ03-3535-8005東京都中央区銀座1-5-13 三弘社ビル B1Fhttps://tabelog.com/tokyo/A1301/A130101/13002270/