2025.08.02 夜 ベルトコンベアーが焼き上げる、新時代ピッツァの到来。@400℃ PIZZA TOKYO イタリアン・ピザ 四ツ谷・市ヶ谷・飯田橋 10000円〜29999円 ★★★★☆ 岡山発、勢い止まらぬピッツァブランド『400℃ PIZZA TOKYO』。東京では神楽坂が第一号店。そこから品川では行列を生み、今度は下北沢に出店準備中。拡大スピードがえげつない。まさにいま今、一番波に乗っているピッツェリアだ。 この展開力の裏にあるのが、ベルトコンベアー式の焼成というオペレーション。そう、電気と鉄板で熱を作り、一定スピードで流れるベルトの上でピッツァを焼き上げる。もはや工業製品のような正確さで、技術介入を最小限に抑流。それでいて、生地の香ばしさ、エアリーな口どけ、パリッとしたクラストを保つ。オペレーションと完成度を共存させた仕組みこそが、出店スピードと人気を下支えしております。 今回は2回目の訪問。前回とは異なるピッツァを選択したが、どれもやはり個性的。 「マルゲリータ」モッツァレラとトマトの甘みが際立ち、基礎力の高さがよくわかる。 「マリナーラ」ガーリックとトマトの香りが立ちのぼる。トマトの存在感が強い。 「ぺぺリーナ」サルシッチャと唐辛子でパンチあり。肉のジューシーさが生地に映える。 「ビアケンティ」しらす・明太子・バジルの異種格闘技戦。塩気と旨味が爆発するクセものピッツァ。 オペレーションも含め、すべてがシステム化され、抜群の安定度を誇る。焼きも味もブレが少ないから、どの店舗でも安心して食べられる。スケールとクオリティの両立。この難題を“ベルトコンベアー”という手段で突破した仕組みに、これからの時代のファストフードの未来をみた気がする。きっとこれは一過性のブームではない。『400℃』は、新しい定番になろうとしているのだ。ご馳走様です。 — 400℃ PIZZA TOKYO東京都新宿区若宮町13-1 kif annex 1Fhttps://tabelog.com/tokyo/A1309/A130905/13294495/