恵比寿で焼かれ続ける餃子@恵比寿餃子 大豊記 本館

恵比寿の駅からほど近い立地に構える餃子専門店『恵比寿餃子 大豊記 本館』。2000年代初頭から営業を続ける老舗であり、店名に「元祖」の二文字を掲げるあたりに、地域密着型のプライドがにじむ。現在は本館・別館と展開しており、安定した人気を支える定番の一軒だ。

豊富な餃子メニューが揃う中でも、名物として押し出されているのが「元祖恵比寿餃子」「牛肉餃子」「野菜餃子」の3種。それぞれ味付けがしっかりしており、タレや酢醤油をつけずにそのまま食べるスタイルが推奨されている。料理というより惣菜を包んだ一皿として成り立つ構成で、皮越しに具材のニュアンスが透けて見えるのも特徴だ。

「元祖恵比寿餃子」は豚肉と干し海老を中心にした具材構成で、甘みのある肉にふわりと海鮮の旨味が重なる設計。シンプルだがまとまりがあり、万人受けする味わい。

「牛肉餃子」は牛と豚の合わせ使いで、ほどよくジューシーな仕上がり。

「野菜餃子」は、香味野菜の香りが優しく立ち、皮の野菜風味と呼応するような構成。

焼きは安定しており、底はカリッと香ばしく、側面はもっちりと弾力のある食感。餃子の厚みと焼きのコントラストが素直に楽しめる。飲みの締めや、軽い食事にちょうどよい距離感の店だろう。名物餃子3種の比較も楽しく、恵比寿でのちょっと一皿に覚えておきたい一軒。ご馳走様でした。

—

恵比寿餃子 大豊記 本館
050-5589-0359
東京都渋谷区東3-25-3 ライオンズプラザ恵比寿 1Ｆ
https://tabelog.com/tokyo/A1303/A130302/13111426/