2025.07.19 夜 フロアごとに世界観が変わる!?スタバの本気がここに@スターバックス リザーブ ロースタリー トウキョウ 喫茶店・カフェ 東急沿線 1000円〜2999円 ★★★★☆ 中目黒のランドマーク、目黒川沿いにそびえ立つ『スターバックス リザーブ ロースタリー トウキョウ』。一歩足を踏み入れれば、そこはもはやカフェの領域を超えたコーヒーのテーマパークだ。4階建ての建物それぞれに異なる世界観が広がり、3階の「ARRIVIAMO BAR」では、まさかの“スタバでお酒”という贅沢な体験が待っている。 掲げる哲学は明快だ。コーヒーの可能性をとことん探求すること。抽出や焙煎はもちろん、その延長線上にあるカクテル文化との融合が、この場所を唯一無二にしている。この日の一杯目は、看板メニューのひとつ「スターバックス リザーブ エスプレッソ マティーニ」。グラスの上に広がる濃密なクレマが視覚を支配し、口に含むとまず感じるのはエスプレッソの深い苦味。その直後にバニラシロップの甘さとウォッカの鋭さが追いかけ、最後にチョコレートのほろ苦さが静かに余韻を残す。ビターとスイートのせめぎ合いが絶妙で、飲み干した後に「もう一杯」と自然に思わせるバランス感。これぞ大人のエスプレッソ体験。 続いて「キネマ カプチーノ」。まるで映画のワンシーンのような名前の通り、グラスの上にはクラフトキャラメルソースとポップコーンのトッピング。泡の軽やかさとラムの香りが絡み、口に含むとエスプレッソの苦味にキャラメルの甘やかさが溶け込み、そこにシナモンのスパイスがほんのりアクセントを加える。最後にポップコーンを頬張れば、遊び心まで味わえる一杯だ。 ここで特筆すべきは、どのカクテルにも“コーヒー”がしっかりと主役として息づいていること。単なるアレンジに留まらず、味の核を形成しているのが、このバーの本気度を物語っている。巨大な焙煎機や銅色に輝くパイプが張り巡らされた空間は、昼夜問わず訪れる価値あり。コーヒー文化を深化させ、バー体験へと昇華したこの場所は、まさに“コーヒーのエンターテインメント”。スタバ好きはもちろん、お酒好きも虜にするはず。 ご馳走様でした。 — スターバックス リザーブ ロースタリー トウキョウ03-6417-0202東京都目黒区青葉台2-19-23https://tabelog.com/tokyo/A1317/A131701/13231942/