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2025.07.06 昼

小池グループの新たな挑戦――進化系つけ麺専門店@あいだや

ラーメン・つけめん

上野・浅草・日暮里

1000円〜2999円

★★★★☆

御徒町駅から徒歩2分、「上野シックスロード」の一角にオープンした『あいだや』。2023年、小池グループが手がけた最新の一軒だ。これまでに「らぁめん小池」「中華蕎麦にし乃」「キング製麺」など、個性豊かなラーメンを生み出してきた同グループ。その系譜に連なるというだけで、自然と期待が高まる。

今回の挑戦は、“選べるつけ汁”という新しい提案。4種類のスープ(「豚骨魚介」「海老」「にんにく醤油」「担担」)から2種を選び、一杯の中で異なる味わいを楽しむことができる。注文は1人2種だが、2人で訪れれば全種類を体験することも可能。実際、今回はそうして4種をしっかり堪能した。

まずは「豚骨魚介」。馴染みある構成ながら、濃度、塩味、節の使い方に丁寧な設計を感じる。どっしりしたベースの中に雑味はなく、麺との絡みも申し分なし。

「にんにく醤油」は食欲をダイレクトに刺激する一杯。香りが立ち、舌に残る力強い味わで、大きなインパクト。

「海老」は、一口目から印象的。ふわりと香る甲殻の香ばしさに、旨味が凝縮されたスープ。スープ割りにするとさらに香りが立ち、後半にもう一度楽しめるように設計されているのが嬉しい。

「担担」は花椒のしびれと胡麻のコクが調和し、まろやかさの中にピリッとした緊張感を忍ばせる構成。4種すべてに明確な個性があり、それぞれが主役を張れる仕上がりだ。

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これらのスープを支える麺も非常に優秀。高加水の太麺で、冷や盛りにするとその弾力と小麦の風味が引き立つ。もちっとした食感と喉越しが魅力で、スープに負けない力強さがある。トッピングには低温調理のチャーシュー(豚と鴨)、味玉など、いずれも丁寧な仕上がり。特にチャーシューは、肉の旨味と食感のバランスが良く、スープの合間のリセットとしても、単品としての満足度も高い。

そして『あいだや』のもう一つの特徴は、ご飯もののスタイル。ラーメンのサイドとしてではなく、ここでは主役レベルの存在感で提供される。「和牛すき焼きご飯」は、とろける牛肉と濃厚な卵黄、甘辛い割り下がご飯に絡む構成で、麺のあとに食べるというより、並行して楽しみたくなるような魅力がある。決してついでではない、ご飯としての完成度がある。

小池グループが重ねてきた挑戦。その延長線上にある『あいだや』は、しっかりとその姿勢を体現している。型にはまらず、自由に設計されたつけ麺と、ラーメン屋の枠を超えるご飯もの。その一つひとつに、次なるスタンダードを見据えた視点がある。どれもが新しく、それでいて自然。これが今の小池グループの答えなのだろう。ご馳走様でした。

あいだや
東京都台東区上野6-1-6 御徒町グリーンハイツ
https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131101/13288181/

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