2025.07.03 夜 札幌最強コスパのラーメン、ここにあり@らーめんサッポロ 赤星 ラーメン・つけめん 札幌市 〜999円 ★★★☆☆ 札幌・狸小路の裏手、赤い星の看板が目印の『らーめんサッポロ 赤星』。創業は2004年。20年にわたり、札幌のラーメン文化を足元から支え続けてきた名店である。かつては一杯500円という信じられない価格で提供し続け、ついに600円に改定されたが、それでもなお庶民の味方であろうとする姿勢に揺るぎはない。一言で言えば、安くて、旨くて、まっすぐな店。 看板「塩ラーメン」。 白濁したスープは鶏をベースにしながら、濁りのある見た目に反してキレのある塩味がまず立ち上がる。動物系のクセは抑えられつつも、骨太な旨味がしっかりと支える構成。塩のシャープさと、旨味の厚みが織りなす一体感に、どこか潔さすら感じるスープだ。決して重たくはないが、芯のある味わいで、飲み進めるほどに輪郭が明瞭になっていく。 トッピングはホロっと崩れるチャーシューに、シャキッとしたネギ、そして磯の風味が広がる岩海苔。中細のちぢれ麺はスープとの絡みが抜群で、啜るたびにしっかりと塩味を引き連れてくる。札幌らしさを体現する麺とスープの緊張感のあるマリアージュが、この一杯の個性だ。 そして、このラーメンのもう一つの魅力が「味変」。卓上に置かれた「さばニンニク粉」が、その代表格だ。レンゲで数口スープを楽しんだ後、ほんのひとさじ投入することで、驚きの変化が訪れる。魚粉の力強い旨味と、ニンニクの刺激が合わさり、スープの奥行きが一気に増す。塩ラーメンの輪郭をぐっと際立たせ、食欲を倍増させる魔法の粉。食べ進めるにつれて、まるで別の一杯に生まれ変わるような感覚を味わえる。 この二段構えの楽しみ方こそ、『赤星』の真骨頂。600円という価格に詰め込まれたこの満足度は、他ではなかなか味わえない。シンプルさの中に、札幌のラーメン文化への愛と信念をしっかりと宿した一杯。観光客には驚きを、地元民には安心を。『赤星』は、札幌ラーメン界のスタンダードであり、灯台のような存在です。ご馳走様でした。 — らーめんサッポロ 赤星011-272-2065北海道札幌市中央区南三条西7-7 狸小路商店街https://tabelog.com/hokkaido/A0101/A010102/1000912/