2025.05.17 夜 洗う!?圧倒的な塩気と脂に挑む京都ホルモン@ アジェ 松原本店 焼肉・肉料理 京都市 3000円〜4999円 ★★★☆☆ 京都・河原町の裏路地。賑わいから少し身を引いたこの一角に、異様な熱気を放つ焼肉店『アジェ 松原本店』がある。1997年創業、京都ホルモン文化の象徴とも言える存在だ。入口に灯る「塩ホルモン」の提灯が目印。店の外には常に人の気配があり、店内には煙と笑い声が絶えない。 まずは名物「ホソ塩」。そのビジュアルは圧巻だ。脂が滴るような白いホルモンに、塩がこれでもかと振りかけられている。鉄板に乗せた瞬間、バチバチと脂が弾け、炎が立ち上がる。火力にびびっては食べられない。しっかり火を通せば、ぷるんと弾力のある食感と、ジュワッと広がる甘い脂が待っている。 そこに用意されるのが、ホソ専用のタレ。旨味と塩気が極端に設計されたホルモンに対して、タレはやや出汁のようで、まさに脂と塩気を洗うようなイメージ。リセットと再スタートを繰り返しながらで食が進んでいく。 「テッチャン」や「上ミノ」など、内臓の品ぞろえも豊富で、それぞれに食感と風味の違いが明確。 「赤身ミックス」はタレで提供され、濃い味わいが酒を呼ぶ。アジェが発祥と言われる 「上タンスジ」はコリコリした歯応えと濃厚な旨味が共存している。 そして「極上ハラミ」。分厚くカットされた一枚は、噛み締めるほどに肉の旨味があふれ出し、程よい脂の乗りが食欲を加速させる。赤身らしい力強さと、焼肉としての満足感が高い一本だ。 そして忘れてはならないのが「ホルモン焼きそば」。たっぷりのホルモンが主役で、ソースの辛さに紅生姜のアクセント。これだけ食べに来る人がいるというのも頷ける存在感だ。 全体的に、味つけはとにかく強め。圧倒的な塩気と脂だからこそ、出汁のようなタレが活きるし、ビールや白飯という“受け皿”の存在価値が跳ね上がる。しょっぱい、でも止まらない。体には優しくないが、胃袋は正直である。『アジェ 松原本店』は、ホルモンの世界にどっぷりと浸かれる場所なのだ。ご馳走様です。 — アジェ 松原本店075-352-5757京都府京都市下京区西木屋町通松原上ル東側 美松会館 1Fhttps://tabelog.com/kyoto/A2601/A260201/26000080/