2025.05.12 昼 受け継がれるペルーの味、渋谷の坂の上で。@ペルー料理 ミラフローレス 渋谷桜ヶ丘店 海外(ペルー) 渋谷・恵比寿・代官山 1000円〜2999円 ★★★☆☆ 渋谷桜丘、坂の上の一軒家。そこにあるのは、ペルー料理専門店『ミラフローレス 渋谷桜ヶ丘店』。店名はリマの人気地区から取られたもので、現地の空気を感じさせるマチュピチュの絵と陽気なスタッフが迎えてくれる。日本で20年以上、ペルー料理を愛を込めて伝えてきた、まさに“街に根ざしたラテンの食卓”だ。 ランチメニューは複数の料理から選べるが、この日は“鶏料理しばり”で構成。結果、ペルー料理における鶏の多彩な顔に出会うことができた。 「若鶏のハーブグリル(Pollo a la Griet)」は、香ばしく焼かれた鶏にハーブが香る一皿。シンプルながら、手を抜いていないのが伝わる丁寧な火入れ。皮はパリッと、肉はしっとりジューシー。鶏そのものの滋味を生かした仕立てに、ペルー家庭料理の奥ゆかしさが宿る。 「チキンのトマトソース煮込み」は、ホロホロになるまで煮込まれた鶏に、ほんのりスパイス感のあるトマトソース。ご飯と一緒に頬張れば、口いっぱいに幸福感が広がる。骨つきならではの食べ応えも心地いい。 そして定番の「チキンのクリーム煮込み(Aji de Gallina)」。ペルーの郷土色を象徴するこの料理は、クリーミーながら重くなく、チーズやナッツのコクと優しい辛味がじんわりと広がる。輪切りのゆで卵が添えられ、食べ進めるごとに味の深みが増していく。 主役ではないが、セットでついてきた「チキンの特製タレ付けBBQ串」も抜かりなし。しっかりと漬け込まれたチキンに香ばしい焼き目、ほんのりピリ辛の味付けで、口の中が一気にペルーへ飛ぶ。屋台的な力強さを感じさせる一串だった。 ランチには、野菜の甘みがしっかり感じられるスープと、白ごまドレッシングのかかったサラダも。 最後には、紫とうもろこしを使ったジャムと甘く炊いた米を合わせた「ペルー風デザート」が登場。鮮やかな紫と白のコントラスト、そして素朴な甘さが、まさに締めのひと匙にふさわしい。 そこにあるのは、国境を越えて伝わる家族のための料理の原風景。『ミラフローレス』は、そんなペルーの豊かさを、日常の中に届けてくれる場所だった。ご馳走様でした。 — ペルー料理 ミラフローレス 渋谷桜ヶ丘店03-3462-6588東京都渋谷区桜丘町28-3 恒和ビル 1Fhttps://tabelog.com/tokyo/A1303/A130301/13012504/