はい、アジ大好きです。@アジ好きですか？

はい、大好きです。——これは、店名に対する素直な返答。練馬駅近くに店を構える『アジ好きですか？』。その名からすでに、アジへの深い愛情がにじみ出ている。気取った言葉も、業界用語もいらない。ただ「好き」だという想いを、真正面から掲げているのだ。

店主は千葉県富津市の出身。地元の強みを活かした産地直送ルートを築き、新鮮なアジを毎日仕入れている。このこだわりの魚を、ただフライにするだけでなく、その一枚にどれだけの表情を与えられるか。そんな挑戦すら感じさせるのが『アジ好きですか？』のスタンスだ。

看板メニューは「食べ比べアジフライ定食（1,900円）」。皿の上に並ぶ2種類のアジフライは、まさに性格違いの兄弟のよう。白く軽やかな衣が特徴の“プラチナアジフライ”は、ふんわりジューシーな口当たり。一方できつね色のアジフライは、香ばしくザクッとした食感で、アジの身質がよりしっかり伝わってくる。

食べ方の提案も実に豊かだ。そのまま、塩、タルタル、ソース、そしてわさびおろし醤油と、それぞれの味わいに寄り添うスタイル。個人的には、やはり醤油のキレが印象的で、アジの旨味をスッと引き立ててくれる。

そして、忘れてはならないのが“プラチナアジフライ”という名前。なんと商標登録されているそうで、この料理にどれだけの情熱を注いできたかがよく分かる。愛情がなければ、そこまでできるものではない。アジフライを、ここまで丁寧に、真面目に、そして楽しげに扱っている店はそう多くないだろう。ご馳走様でした。

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アジ好きですか？
050-5592-5662
東京都練馬区練馬1-15-2 ミラエル練馬西口
https://tabelog.com/tokyo/A1321/A132102/13260413/