2025.04.30 夜 そのポーションと熱、鳥さわ流。@とり澤 六本木 焼鳥・焼きとん 六本木・麻布・広尾 5000円〜9999円 ★★★☆☆ 六本木通り沿いに現れる、黒を基調としたシックな焼鳥店『とり澤 六本木』。 いわゆる“町場の焼鳥屋”とは一線を画すこの空間は、焼鳥というジャンルに対する現代的なアプローチの象徴でもある。仕掛け人は、中澤章氏。亀戸で確かな評価を築いたのち、西麻布に拠点を広げ、鍋やヌードルなど多業態も手がける。さらに暖簾分けという形で中目黒、そして六本木へとブランドを展開。職人というよりも、もはや実業家と呼んで方がいいかもしれない。 料理の特徴は、ポーションの大きさと火入れの浅さ。この2点が生み出すのは、ダイレクトに感じる“肉の旨さ”だ。しっかりとしたサイズ感が肉の弾力やジューシーさを強調し、浅めの火入れは、その質感と風味を最大限に活かす。ラインナップは以下。 「せせり」 「レバ刺し」 「はつもと」 「抱き身」 「筍」 「ささみ」 「白玉」 「つくね」 「かしわ」 「はらみ(ポン酢)」 「レバー」 「茄子」 「ちょうちん」 「そぼろ丼」 六本木という街に相応しい、大人の焼鳥体験。ポーションの大きさと火入れの浅さ、その2つの特徴が一貫していて、どの串にも“肉そのもの”の存在感がある。締めのそぼろまでも、1つ1つの存在感が肉を感じさせる。さらにストップ制につき、お腹が許せば無限大に楽しめるスタイル。肉をダイレクトに楽しみたいなら、間違いなくとり澤は選択肢の1つに入ってくるでしょう。ご馳走様でした。 — とり澤 六本木050-5590-5599東京都港区六本木4-1-19 ARUGA19ビル 1Fhttps://tabelog.com/tokyo/A1307/A130701/13277047/