2025.04.30 昼 この旨辛、武蔵野うどんの新境地@武蔵野うどん 藤原 北与野本店 うどん さいたま市 1000円〜2999円 ★★★★☆ 昼時ともなれば多くの客で賑わう『武蔵野うどん 藤原 北与野本店』。 2008年の創業以来、現在は浦和や大宮市場にも展開する、いわゆる“武蔵野うどん”の人気店である。店主は、あの「藤店うどん」で開店当初から7年にわたって店主を務めた人物。その経験に裏打ちされた確かな仕事ぶりが、うどんの随所に見て取れる。 注文したのは「旨辛肉汁うどん」。 武蔵野うどんにしてはやや細身の麺だが、その弾力とコシはしっかりと健在。あっさりした見た目に反して、噛むごとにしっかりとした主張がある。そこに合わせるのが、しっかりと辛さの芯を持ったつけ汁。辛さだけで突き進むのではなく、その上に豚バラやネギ、お揚げの甘みと旨味が重なっていく構造。スープが染み込んだ揚げと、脂ののった豚肉の存在感が頼もしい。 辛さの調整は0.1〜5まで可能で、「ジョロキア地獄」「DEATH UDON」といった激辛メニューも揃う。今回は基本の辛さを選んだが、それでも十分な刺激と発汗作用。オーソドックスな武蔵野うどんが塩気と脂で食わせるなら、こちらは辛さで食感を引き立てるタイプ。よく考えれば、この相性は必然。むしろ、辛さと武蔵野うどんの掛け合わせは、なぜ今までなかったのかと思わせるほどだ。この“旨辛”の切り口は、店主が自ら考案したものだという。しっかりとした芯があるからこそ、こうした挑戦が活きてくる。 ご馳走様でした。 — 武蔵野うどん 藤原 北与野本店048-852-7500埼玉県さいたま市中央区上落合3-12-36https://tabelog.com/saitama/A1101/A110101/11004286/