2025.04.21 昼 富士宮やきそばって、何だ!?@虹屋ミミ お好み焼き・もんじゃ焼き・鉄板焼き 富士山周辺 〜999円 ★★★☆☆ 富士宮やきそばって、何だ!? B-1グランプリ初代王者としてその名を轟かせたご当地グルメ。定義としては、蒸し麺を使い、ラードで炒め、肉かす(ラードを搾った後の副産物)や魚粉を添えるというスタイル。中でも最大の特徴はその麺。製麺時に加水率を抑えることで、炒めても伸びず、もっちりとした独特の弾力が残る。これは、富士宮の製麺所から始まったものだそう。もともとお好み焼き屋が多かった土地柄も、この焼きそば文化の土壌を支えてきたのだろう。 現在、富士宮市内には最盛期より数こそ減ったものの、今なお約90店舗が焼きそばの味を守り続けているという。今回はその中から、『虹屋ミミ』を訪問。かつて「虹屋」という名で営業していたお好み焼き屋の流れを汲みつつ、現在はラーメン屋のようなカウンタースタイルで焼きそばを提供するユニークな一軒だ。ちなみに「ミミ」は、ご主人のお姉さんの愛称。お姉さんに継いでほしいという願いから屋号に加えたそうだが、最終的に継いだのは弟さんというオチもまた微笑ましい。笑 「ミックス焼きそば(イカ・肉・卵入り)」 麺は定義どおり、加水を抑えたむっちり食感。噛むほどに跳ね返すような弾力が心地よい。味付けには酸味のある濃いめのソースが使われており、ラードの香ばしさと魚粉の旨みがその背後を支える。さらに、イカと豚肉の旨味、卵のまろやかさが交わり、口の中で一つの完成形を描く。これは確かに初代王者にふさわしい味わい。 店内には海外の観光客の姿も目立ち、聞けば、富士山観光のついでに立ち寄る人も多いのだとか。町の味がこうして世界にじんわりと広がっていく──そんな瞬間に立ち会えるのも、旅の醍醐味。ご当地焼きそばは数あれど、ここ富士宮には、焼きそばが根付くだけの確かな理由がありました。ご馳走様です。 — 虹屋ミミ0544-24-0791静岡県富士宮市中央町3-9https://tabelog.com/shizuoka/A2204/A220401/22002548/