2025.04.10 昼 白楽という街の、もうひとつの記憶@くり山 ラーメン・つけめん 横浜市 〜999円 ★★★★☆ 久しぶりに降り立った、東急東横線・白楽駅。街並みの空気感はあの頃のまま、だけど、ふとした角を曲がれば新しい発見がある。そう、ここ白楽は、かつて自分が通った神奈川大学のお膝元。青春のほろ苦い思い出とともに、腹ペコだったあの頃の感覚が蘇る。そんな白楽で、いまや名店と名高い『くり山』へ初訪問。創業は2008年、ちょうど自分が社会に出た頃の創業。知らなかったのも無理はない。だって、学生時代にこんな一杯があったなら、絶対通っていたはずだから。 注文したのは看板メニューの「つけめん 並盛(950円)」。麺はつややかで存在感抜群。つるんとした喉越しと、もっちりとした噛み応え。ただの太麺ではない。小麦の香りと、食感の豊かさが口いっぱいに広がる。 それを迎えるつけ汁は、動物系の厚みと魚介の旨味が見事に調和。表面には程よい脂が浮かぶが、しつこさは皆無。香ばしさと甘み、そして酸味が一体となり、まさにつけめんの王道といえる一杯。ネギのフレッシュな風味がリズムを整え、飽きの来ない展開を作る。ナルトもちゃんと仕事してるよ。 最後は、ポットで自由にスープ割り。湯気とともに立ち上がる魚介の香りに、再び箸を手に取ってしまう。スープの旨味がじんわりと広がって、身体の芯まで温まる締めくくり。 学生時代に欲しかった選択肢が、今になって目の前にあるなんて。くり山のつけめんは、白楽という街に、もうひとつの記憶を刻んでくれました。ご馳走様でした。 — くり山045-421-0537神奈川県横浜市神奈川区六角橋1-17-29https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140205/14012001/