船橋に吹く、スペインの風。@メソン･バスカ

スペインの田舎料理を、京成船橋で。

『メソン・バスカ』は1984年創業、街の食堂のような温もりを残しながら、本格的なスペイン料理をリーズナブルに楽しめる一軒だ。定番のアヒージョや生ハムはもちろん、しっかりと地元密着で営業を続けてきたローカルの名店。気取らず、肩肘張らず、でも料理には真面目な姿勢が光っている。

今回いただいたのは「日替わりパエリアランチ」。これがとにかくお得で、なんと1,400円でスープとサラダ、さらにもう一皿おかずまでついてくる太っ腹セット。パエリアは一人前ポーションで鍋炊きとはいかないが、ちゃんと米に魚介の旨味が浸透していて、スペインらしさをしっかり感じる仕上がり。アサリにエビ、焼きトマトにピーマン。彩りもよく、レモンをきゅっと絞ればさらに地中海の風が吹き抜ける。

おかずには「赤魚のトマトクリームソース」。玉ねぎの甘さが効いた家庭的なソースで、しっかりとした身質の赤魚と相性も良い。そこにシャキシャキのサラダが加わると、バランスの整ったランチプレートが完成。

スープはシンプルながら、温かみある味わいで体にじんわり染み渡る。

豪華さはないが、日常の中にある異国感。こういう一軒があることで、街のランチ時間がぐっと豊かになる。船橋民がうらやましくなる、そんな一食でした。ご馳走様でした。

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メソン･バスカ
050-5570-5824
千葉県船橋市千葉県船橋市本町4-4-7 船橋ＮＴビル 1階
https://tabelog.com/chiba/A1202/A120201/12032960/