蒲田名物、白い唐揚げ。@蒲田鳥久 本店

蒲田という街の顔のひとつ、『鳥久』。駅前にある本店は、昼どきともなれば行列ができるほどの人気ぶりで、手際よく弁当が詰められていく様子は、もはや日常の一風景として定着している。

注文は「から揚げそぼろ弁当」。

主役の“白い唐揚げ”をひと口頬張れば、他では出会えない個性がはっきりと浮かび上がってくる。まず目を引くのは、その見た目。衣はまるで砂糖菓子や塩釜焼きのように分厚く、ホロホロとした片栗粉でびっしりと覆われている。そしてその衣は、しっかりと油を吸っている。食べた瞬間、ファサッと粉がほぐれるように広がり、見た目以上にオイリーで中毒性のある食感を生み出している。その中毒性についついて単品のから揚げも買いまくってしまう。笑

味付けは醤油ベースで、しっかりと下味が入ったタイプ。鶏肉の旨味と、衣に染み込んだ油と塩気が合わさり、ご飯を次々と誘ってくる。濃い味と重めの衣にも関わらず、どこかクセになる、そんなバランス感がある。横には甘辛く炊かれた鶏そぼろがたっぷり敷かれたご飯、その他副菜も程よく添えられ、味に緩急をつけながら最後まで飽きずに楽しませてくれました。

ご馳走様です。

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蒲田鳥久 本店
03-3731-5888
東京都大田区蒲田1-8-12
https://tabelog.com/tokyo/A1315/A131503/13003306/