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2025.04.04 昼

レバノン料理って何だ!?@Byblos Lebanese restaurant

中華料理

浜松町・田町・品川

1000円〜2999円

★★★☆☆

レバノン料理って、何だろう?

そう問われて、即答できる人はなかなかいないはず。中東に位置し、地中海にも面するレバノンは、アラブ文化と地中海文化が交差する場所。野菜や豆、スパイスを駆使しつつ、オリーブオイルやハーブも多用。いわばヘルシーな中東料理とも言えるジャンルだ。そんなレバノンの空気を東京で感じられる場所が、『Byblos Lebanese Restaurant(ビブロス レバニーズ レストラン)』。店内はどこか異国情緒をまといながらも、落ち着きのある設え。レバノンのリアルは知らないけれど、「たぶんこうなんだろうな」と思わせてくれる雰囲気が漂っている。笑

この日注文したのは、「ウージ」という料理。ラム肉をジャスミンライスで包むように炊き上げた、レバノン式のピラフ的な一皿だ。香辛料の香りがふんわりと立ち上り、フライドオニオンの香ばしさが全体をまとめ上げている。ご飯にはバターのようなコクもあり、単体でも十分に主張がある。主役のラム肉は部位によって個性が異なり、赤身のしっかりした噛みごたえから、ゼラチン質がとろけるような部分まで幅広い。特に後者は、コラーゲンを感じるほどのぷるぷる感。柔らかく煮込まれ、香辛料との相性も抜群。スパイシーながら重たくない、そんな絶妙なラインを歩いている。

セットでついてくる豆のスープも印象的。レンズ豆だろうか、豆の甘みとスパイスの余韻がやさしく口の中に残る。日本の味噌汁のような立ち位置にも思えるが、こちらは香りで訴えかけてくるタイプ。全体として、初めて食べるのにどこか親しみがある、そんな不思議な安心感があった。

レバノン料理って何だろう──。その問いをきっかけに、扉が少し開いたような気がする。未知だったはずの料理が、スパイスの香りとともに、少しだけ身近になる。そんな体験でした。

ご馳走様でした。

Byblos Lebanese restaurant
03-6453-7182
東京都港区芝1-7-1
https://tabelog.com/tokyo/A1314/A131401/13259325/

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