夜の終わりに、絶品醤油つけ麺を。@らぁめん しゅき

鶴橋駅前の裏路地に佇む『らぁめん しゅき』。

深夜まで営業し、遅い時間でも行列が絶えない人気店だ。その魅力は、ただ営業時間の長さにあるのではない。メニューの豊富さが特徴で、訪れるたびに違う一杯を楽しめるのも魅力のひとつ。今回は「醤油つけ麺」を選んだ。

まず目を引くのは麺のビジュアル。艶やかな表面が光を受けて輝き、むっちりとした存在感が伝わってくる。口に運べば、小麦の香りとともに、もっちりとした弾力とほんのりとした甘みが広がる。単体で食べても美味しいほどの完成度だ。噛むごとに感じるほのかな卵の風味が、どこか懐かしさを呼び起こす。

合わせるのは、酸味の効いた醤油のつけ汁。酸味が先行しながらも、しっかりとしたコクと旨みを持ち、麺をしっかりとコーティングするだけの濃度がある。すっきりとしながらも、力強い味わいが特徴的だ。たっぷりと入ったチャーシューは、しっとりとした口当たりで、脂の甘みと醤油の香りが口の中でとろける。麺の小麦の甘み、つけ汁の酸味とコク、そしてチャーシューの旨み。それぞれが際立ちつつも、見事に調和する一杯だ。

そして、もう一つ紹介したいのが名物の「とろっちゃ」。チャーシューをとろとろの卵でとじた一品。まるで親子丼のようなビジュアルながら、しっかりとラーメン屋のサイドメニューとしての完成度を誇る。甘辛い味付けがご飯に絡み、つけ麺とはまた違った楽しみを提供してくれる。

ここまでの完成度の高さを見せつけられると、他のメニューへの期待も高まるばかり。深夜でもハイレベルな一杯を求める人々が、ここの暖簾をくぐる理由がよく分かる。この時間にこのクオリティ、恐るべし。ご馳走様でした。

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らぁめん しゅき
大阪府大阪市東成区東小橋3-14-10
https://tabelog.com/osaka/A2701/A270205/27117861/