花に包まれるカフェで、北欧の味を楽しむ@Nicolai Bergmann NOMU aoyama

表参道の奥、花に囲まれた特別な空間へ。デンマーク出身のフラワーアーティスト、ニコライ・バーグマンが手がけるカフェ『Nicolai Bergmann NOMU aoyama』。

ここは、フードだけでなく空間そのものが魅力となる場所。カフェでありながら、まるで花のアトリエのようでもある。料理の香りではなく、花の香りに包まれながら食事をするという体験。それが、この店ならではの特別な時間を生む。

五感を刺激する店づくり。その中で、味覚を担うのが北欧スタイルの軽やかな料理たちだ。シグネチャーメニューは「スモーブロープレート」。デンマークの伝統料理、いわゆるオープンサンドのスタイルを踏襲する。「ローストビーフとインカ芋とホースラディッシュのポテトクリーム」は、しっとりとしたローストビーフに、ホースラディッシュの爽やかな刺激が加わり、なめらかなポテトクリームが全体を包み込む。「国産ジン風味のグラブラックスサーモンとエッグサラダ」は、ディルが香るサーモンに、クリーミーなエッグサラダのコクを重ね、ほんのり漂うジンの香りがアクセントを添える。シンプルながら、計算され尽くした組み合わせが印象的だ。

料理はどれも軽やかで、北欧らしいナチュラルな味わい。バターや濃厚なソースに頼るのではなく、食材そのものの香りや質感を活かす方向性。フラワーショップを併設しているからか、料理の一皿一皿にも、花を飾るような美しさがある。

ここは、食事のインパクトを求める場所ではない。むしろ、空間全体を味わうための食事が添えられている、といった感覚だ。都会の喧騒を離れ、花に囲まれながら過ごす時間。その特別な体験を求めて、足を運ぶ価値がある。ご馳走様でした。

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Nicolai Bergmann NOMU aoyama
050-5890-9935
東京都港区南青山5-7-2 1F
https://tabelog.com/tokyo/A1306/A130602/13121811/