2025.03.07 昼 スイーツ界のプレミアチケット@ パティスリー リョーコ デザート 目黒・白金・五反田 3000円〜4999円 ★★★★★ 高輪台に名を刻むパティスリー、『パティスリー リョーコ(PÂTISSERIE RYOCO)』。一言で表すならば、“予約困難なパティスリー”。店頭販売は完全予約制、販売日も限定。そんな敷居の高さもまた、この店の特別感を際立たせる。 フランス菓子を軸にしながらも、日本人の味覚に寄り添った軽やかさを持つケーキの数々。シンプルな美しさと確かな技術、その両方が共存する洗練されたパティスリーだ。 「ジャポネ 苺」。シンプルな苺のデコレーションケーキだが、その完成度は桁違い。スポンジはふんわりと口どけよく、生クリームはボリューム感がありながらも驚くほど軽やか。木苺のジャムがサンドされ、甘さと酸味のコントラストが生まれる。苺のフレッシュな香りが広がり、ソースの濃密な味わいが全体を引き締める。ふわふわのスポンジ、コクのあるクリーム、甘酸っぱい苺。三位一体のバランスが絶妙で、まさに“王道にして最強”のショートケーキ。 「シュークリーム」。一口頬張れば、ガリッとした強い食感が響く。国産小麦と良質なバターを練り込み、アーモンドのサクサクとした層を重ねて焼き上げた力強いシュー生地。噛み締めるほどに香ばしさが広がり、中からは濃厚なバニラクリームが溢れ出す。卵のリッチな風味にバニラの香りがふわりと重なり、舌の上でなめらかにとろける。シュー生地とクリーム、それぞれが主張しながらも見事に調和し、最後のひと口まで満足感を与えてくれる。 ここのお菓子には、シェフの妥協なきこだわりが宿る。予約のハードルは高いが、それを乗り越えてでも手に入れる価値がある。特別な日に、大切な人への贈り物に、自分へのご褒美に。そんな一瞬を華やかに彩る、唯一無二のパティスリーでございました。ご馳走様です。 — パティスリー リョーコ03-5422-6942東京都港区高輪3-2-8https://tabelog.com/tokyo/A1316/A131603/13137010/