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2025.02.27 昼

150年続く、自慢の草餅。@志”満ん草餅

デザート

両国・錦糸町・小岩

〜999円

★★★★☆

草餅を自慢する老舗『志”満ん草餅(じまんくさもち)』。

東京・東向島に店を構え、1869年(明治2年)の創業以来、150年以上にわたり変わらぬ味を守り続ける。隅田川の渡し舟で往来する人々に草餅を提供していたという歴史があり、その伝統が今なお息づいている。店名の「志”満ん」は「自慢」の意味を持つが、それは決して奢りではない。どこへ出しても誇れる草餅を作るという覚悟の表れ。実際、余計なものを一切加えず、素材と技術で勝負するその姿勢は、まさに老舗の矜持を感じさせる。

提供されるのは、「あん入り」と「あんなし」の二種類の草餅。まず「あんなし」から試してみる。特徴は、柔らかさよりも、ねっとりとした粘り気のある食感。口に入れると、よもぎの風味が一気に広がる。雑味のないピュアな味わい。甘さを補うための「白みつ」と「きな粉」もセットになっており、途中で味変しながら楽しめるのが嬉しい。

続いて「あん入り」。北海道産の小豆を使ったこしあんが、餅の中にしっかり詰まっている。こちらは甘みが加わることで、よりバランスの取れた味わいに。餡の滑らかさと、よもぎの香りの相性が良く、素朴ながらも奥深い一品だ。ふわふわとした柔らかさではなく、しっかりと噛みしめることで、よもぎの香りや餅そのものの風味が際立つ。

『志”満ん草餅』の草餅は、作りたてが命。無添加・手作りゆえ、日持ちはしない。その日のうちに食べるのが鉄則だ。素材の味をそのまま楽しむもよし、白みつときな粉で甘さを調整するもよし。草餅を極めた老舗の自慢の一品、ぜひ一度ご賞味あれ。ご馳走様でした。

志”満ん草餅
03-3611-6831
東京都墨田区堤通1-5-9
https://tabelog.com/tokyo/A1312/A131203/13002934/

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