2025.02.25 夜 いわしの百科事典!? 40年愛され続ける居酒屋の実力@ふなっ子 居酒屋・定食 船橋・市川・浦安 3000円〜4999円 ★★★☆☆ 船橋の地元っ子、つまりは”ふなっ子”に愛され続ける居酒屋『ふなっ子』を訪れる。 いわし一筋に40年以上もこの地で暖簾を掲げてきた人気店。メニューに目を向ければ、まるでいわし料理の百科事典のようなラインナップ。いわしに特化したこの個性が、地元の人々はもちろん、遠方からの客も惹きつける。さっそく、いわし尽くしの宴を楽しもう。 まず試したのは「いわし刺身」。冬のいわしは脂がたっぷりと乗り、口の中でねっとりと広がる旨味が特徴。鮮度の良さがストレートに伝わる一皿だ。 そして、房州の郷土料理「セグロ胡麻漬」。塩漬けしたセグロいわしを、ごま、しょうが、赤唐辛子、柚子と合わせ酢漬けにした漁師料理。口に含むとまろやかな酸味が広がり、柚子の香りが爽やかに抜ける。 さらに、一番人気の「いわしユッケ」は、特製の胡麻風味ダレが絡み、お酒の進む味わいに。 一匹丸ごと揚げた「いわしコロッケ」は、潰したジャガイモと刻んだいわしを合わせ、カレー風味でまとめた一品。外はサクッと、中はホクホク。いわしの風味とスパイスのアクセントがクセになる。 「いわしの明太子」は、開いたいわしに明太子をたっぷり挟み、焼き上げた豪快な一皿。魚の旨味と明太子の塩気が絶妙にマッチする。 締めには「いわし寿司」と「つみれ汁」。寿司はシンプルながら、いわしの旨味がしっかりと際立つ。 つみれ汁は、すり身がギュッと詰まった食感が印象的で、噛むごとに魚の旨味が溢れ出す。 そして、個人的に特筆すべきは「いわし天むす」。いわしの天ぷらをおむすびにした一品で、油の香ばしさとご飯の甘みが見事に調和する。 船橋の地元っ子が愛してやまない『ふなっ子』。ここに来れば、いわしの可能性に間違いなく気付かされる。職人の技と郷土の味が詰まっている、いわし好きなら間違いなく訪れるべき一軒だ。ご馳走様でした。 — ふなっ子047-425-1851千葉県船橋市東船橋1-37-12https://tabelog.com/chiba/A1202/A120201/12000917/