「おいしい」を、
すべての人に。

検索

2025.02.22 夜

京都の夜に酔う、ラムとウイスキーの世界@ラム&ウイスキー

バー

京都市

10000円〜29999円

★★★★★

京都のバー『ラム&ウイスキー』へ。

その名の通り、ここはラムとウイスキーに特化した専門バー。カウンターに並ぶのは、世界中から集められた選りすぐりのボトルたち。ラムの三十三間堂と勝手に紹介させてもらったこともあるが、訪れるたびに新たな一本に出会える、そんな無限の魅力を持った店だ。ラムとウイスキー、どちらも蒸留酒の王道だが、そのキャラクターは大きく異なる。だが、共通するのは「奥深さ」と「驚き」。今回飲んだのは、マルティニーク産のラム「Rhum J.M Single Barrel」と、アイラのスモーキーな王者「Ardbeg Uigeadail」。どちらも個性の塊だ。

まずは「Rhum J.M Single Barrel」。シングルバレル、つまり単一の樽から瓶詰めされた特別なラムだ。樽の力強さがそのまま生き、香りは驚くほど豊かで、キャラメル、バニラ、ナッツ、そしてどこかトロピカルな果実のニュアンスも感じる。口に含むと、滑らかでコクがある。バランスが絶妙で、ストレートでじっくり味わいたい一本だ。

続いて「Ardbeg Uigeadail」。スモーキーなウイスキーが好きなら、これを避けて通ることはできない。アイラモルトの中でも、とにかくパワフル。グラスに注いだ瞬間、強烈なスモーク香が立ち上る。スモーキーなのが好きだと伝えたら、想像を遥かに超えてきた。複雑で、力強く、飲むたびに新しい表情を見せる。口に含むと、ピートのインパクトが一気に押し寄せるが、その後に感じる甘みとスパイスの奥行きがまた面白い。余韻は長く、燻製のような後味が続く。

ラムとウイスキー、それぞれの個性を改めて実感した夜。甘さとスパイスが共存するラム、スモークと潮の香りが支配するウイスキー。飲み比べることで、よりそれぞれの魅力が引き立つ。これが蒸留酒の奥深さだ。ご馳走様でした。

ラム&ウイスキー
075-221-1721
京都府京都市中京区木屋町三条下ル材木町188-3 光ビル4F
https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260301/26013926/

エリア

ジャンル

価格帯

評価

月別アーカイブ