2025.02.15 昼 並んででも食べたい、焼きたてみたらし団子。@新雀 本店 デザート 名古屋市 〜999円 ★★★★☆ 名古屋・大須商店街。その賑わいの中でも、一際目を引く行列がある。向かう先は『新雀 本店』。1947年創業、みたらし団子一筋で愛され続ける老舗だ。商店街の中で縦に並ぶその行列は、歩行の邪魔になりそうなほどの長さ。しかし、驚くべきはその回転の速さ。団子を焼き、タレを絡め、渡す。その一連の動作は無駄がなく、絵に描いたような職人の姿。 店頭で焼かれる「みたらし団子」。一本100円という驚きの価格ながら、味の完成度は折り紙付き。甘ったるいタレではなく、醤油の香ばしさが立つキレのある味わい。炭火で焼かれた団子は外が香ばしく、中はもっちりとした食感。焦げた部分の苦味と、タレの塩気のバランスが絶妙で、何本でも食べられてしまいそうな軽やかさがある。大須商店街での食べ歩きの定番、大須名物として親しまれる理由も納得だ。 もうひとつの名物、「きなこ団子」。こちらも同じく一本100円。焼きたての団子にたっぷりときなこがまぶされ、ふわっとした香ばしさが広がる。みたらしと違い、やさしい甘さが特徴的。団子そのものの風味をしっかりと感じられる仕上がりだ。 並ぶ価値はあるか?答えは「ある」。一本100円という手軽さ、シンプルながら計算された味わい、焼きたての特別感。名古屋の食文化に根付いた、飾らない名物。そして個人的には、「みたらし団子」の方が好き。醤油の香ばしさと炭火の力、甘さを抑えた味わいが抜群に好みだ。『新雀 本店』のみたらし団子、ぜひ一度味わってほしい。ご馳走様でした! — 新雀 本店052-221-7010愛知県名古屋市中区大須2-30-10https://tabelog.com/aichi/A2301/A230105/23000980/