2025.02.09 夜 ご飯が止まらない理由、ここにあり〼@炊きたてあり〼 居酒屋・定食 池袋~高田馬場・早稲田 1000円〜2999円 ★★★☆☆ 高田馬場の駅前、ビルの地下にある定食屋『炊きたてあり〼』を訪ねます。 ちなみに、〼は「ます」と読む。丁寧語の「〜ます」の代わりに使われることもあり、どこか親しみのある響き。この店名に込められたのは、炊きたてご飯への自信と、ほっとするような温もりかもしれません。この店の主役は、もちろんその“炊きたて”のご飯。一人一釜、注文ごとに炊き上げる羽釜ご飯は、季節ごとに厳選されたお米を店内で精米し、10分かけてふっくらと仕上げられる。ランチタイムにはサラリーマン、夜には学生が集う、気取らない定食屋ながら、そのこだわりは本物です。 今回いただいたのは「豚の角煮定食」。 角煮は、箸で持つだけでほろりと崩れるほど柔らかく煮込まれている。5時間以上じっくりと火を通し、豚の脂身はとろけるような舌触りに。甘辛いタレがしっかりと染み込んだ角煮に、添えられた辛子を少しつけると、味にキレが生まれ、輪郭がはっきりとする。この辛子のアクセントが実に効果的で、単調になりがちな角煮を最後まで飽きさせない。 そして、やはり主役はご飯だ。 羽釜で炊き上げたご飯は、一粒一粒が立っていて、噛むたびに米の甘みが広がる。このご飯のために角煮があるのか、それとも角煮のためにご飯があるのか。どちらが主役か分からなくなるほどのバランス。さらに、ご飯のお供として「お出汁のしみた玉子焼きハーフ」や「明太子」を追加できるのも嬉しいポイント。特に玉子焼きは、ふんわりとした食感と出汁の旨味がご飯をさらに引き立てる。 出汁で炊いたご飯やお茶漬け用の出汁が無料で提供され、ご飯の美味しさを余すところなく堪能できる。炊きたてご飯の美味しさを、定食という形で最大限に楽しませてくれるこのお店。高田馬場で一食を求めるなら、ぜひ足を運んでみてほしい。 ご馳走様でした。 — 炊きたてあり〼03-6205-5850東京都新宿区高田馬場1-26-5 FIビル B1Fhttps://tabelog.com/tokyo/A1305/A130503/13297225/