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2025.02.08 昼

懐かしさに包まれて、七間町の洋食時間。@七間町スパーゴ

洋食

静岡市(静岡・清水)

1000円〜2999円

★★★★☆

静岡・七間町で愛され続ける洋食の名店、『七間町スパーゴ』。創業は1981年、静岡市内に複数の店舗を展開するこの店は、世代を超えて親しまれる洋食の王道を貫いております。家庭的な温かさとレストランのクオリティ、その両方を兼ね備えた料理が魅力。地元の人々はもちろん、観光客やビジネスマンまで幅広く訪れる理由がここにあります。

店名の「スパーゴ」は、イタリア語で「スパゲッティ」を意味し、創業当初はパスタも提供していたことに由来します。今では看板メニューのハンバーグが主役ですが、その洋食のルーツはしっかりと受け継がれています。店内は、どこか懐かしさを感じさせるレトロモダンな雰囲気。木の温もりが感じられる空間に、テーブル席が並び、ゆったりと食事を楽しめる。静岡の街並みを歩いた後に立ち寄るにはぴったりの場所です。

さて、今回いただいたのは店の看板メニュー「スパーゴ風煮込みハンバーグ」。

牛と豚の合い挽き肉を使用したハンバーグは、ふんわりと柔らかく、ナイフを入れた瞬間に肉汁がじゅわっと溢れ出す。玉ねぎなど野菜がじっくりと煮込まれたデミグラスソースのコクが、ハンバーグの旨みをさらに引き立てている。どこか懐かしい味わいがありながらも、大人の舌を満足させる深みのある苦味も感じられる。これは、焦げ目の香ばしさやデミグラスの煮詰め具合が生むアクセントでしょう。付け合わせの野菜も抜かりなし。しっかりと素材の味が活きており、ハンバーグの濃厚さを優しく中和してくれるバランスが絶妙です。

また、今回は「イタリアン風」もいただきました。トマトの酸味が効いたソースに、たっぷりのチーズがとろける一皿。ハンバーグそのものの完成度が高いため、どんなソースでも間違いなく美味しいですが、この組み合わせは格別。トマトのフレッシュな酸味とチーズのコクが、肉の旨みと見事に調和します。

ファミリーレストランの上位互換と言ったら語弊があるかもしれませんが、そんな親しみやすさとプロの技術が融合した一軒。家族連れにも、一人でじっくり味わいたい人にも、どんなシーンでも満足させてくれる洋食店です。静岡の街角で、昔ながらの味と新しい発見が同居する洋食店。その一皿一皿に詰まった丁寧な仕事を、ぜひ体感してみてください。

ご馳走様でした。

七間町スパーゴ
054-253-4922
静岡県静岡市葵区七間町11-5 イマココビル 1F
https://tabelog.com/shizuoka/A2201/A220101/22000161/

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