2025.02.04 夜 じゅうじゅうと響く、老舗の名物。@ビフテキ家あづま 焼肉・肉料理 新宿・代々木・大久保 1000円〜2999円 ★★★☆☆ 1946年創業、銀座と新宿に店を構える老舗洋食店『ビフテキ家 あづま』。 戦後の焼け野原から立ち上がり、日本の洋食文化とともに歩んできた歴史ある一軒である。看板メニューは「もち豚のじゅうじゅう焼き」。鉄板の上でジュウジュウと音を立てる姿は、創業当初から変わらぬこの店のシグネチャー。 厚切りのもち豚に特製オニオンソースを絡めた一品。じゅわっと染み込んだソースの甘みと酸味、そして鉄板の熱で立ち上る香ばしさが一体となる。特徴的なのはそのボリューム。鉄板の上にびっしりと敷かれたキャベツが、肉の旨味を余すことなく受け止める。濃厚なタレの味わいを中和しつつ、シャキシャキとした食感がアクセントに。 長い歴史はたくさんの人気メニューを生み出す。その1つである「ソフトシェルクラブフライ」を。殻ごと食べられるカニのフライは、外はカリッと、中はふっくらジューシー。サクッと噛めば、香ばしい衣の中から蟹の甘みが広がる。洋食という枠に収まりながらも、しっかりとした個性を放つ一皿だ。その他にも、オムライスやハンバーグ、牛ヒレステーキなど、定番洋食がずらり。きっとメニューを選ぶ時間もエンタメの1つになることでしょう。 戦後の日本とともに歩んできた洋食の歴史が、ここにはある。新宿、銀座、それぞれの街で守り続けられるこの味を、ぜひ体験してほしい。ご馳走様でした。 — ビフテキ家あづま050-5589-2133東京都新宿区新宿3-6-12 藤堂ビル B1Fhttps://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13012037/