2025.02.04 昼 家系の王道!?その名も王道家!?@豚骨醤油ラーメン 王道家 柏店 ラーメン・つけめん 柏・松戸 1000円〜2999円 ★★★★☆ 千葉県柏市にある『豚骨醤油ラーメン 王道家』へ。“王道”を掲げるだけに、店主の清水裕正氏は、家系総本山「吉村家」で修行を積んだ人物。2003年に柏で『王道家』を創業。本店は茨城県取手市へ移転し、全国に店舗を展開しつつも、柏はそのルーツとして特別な場所であり続けます。 店に入れば、威勢のいい掛け声が響き渡る。スタッフの活気に満ちたオペレーション、カウンター越しに見る厨房の躍動感。次々とラーメンが仕上げられ、立ち込める豚骨の香りに食欲がかき立てられる。このエネルギッシュな雰囲気も、家系ラーメンの醍醐味のひとつでしょう。 さて、今回いただいたのは「ラーメン」。 スープは、家系の中でも特にキレとコクが印象的。濃厚な豚骨の旨味が分厚く広がりながらも、醤油の輪郭が明瞭に際立ち、後味のキレが抜群。鶏油がスープ表面を覆い、まろやかなコクをプラス。一般的な家系と比較しても、そのクリアな旨味と厚みのあるスープになっております。 麺は、家系ラーメンには欠かせない太ストレート麺。もちっとした弾力を持ち、スープとの絡みが絶妙。このスープ、この麺、これぞ家系ラーメンのお手本。 そして、家系ラーメンには欠かせないライス。 これを単なるサイドメニューだと思ってはいけない。むしろ、ライスを楽しむためにラーメンがあると言っても過言ではないのが王道家流。スープに浸した海苔で巻く、ほうれん草をのせて唐辛子味噌と食べる……これらは家系の定番の楽しみ方。だが、ここで試してほしいのが「無限にんにく×マヨネーズ」の組み合わせ。 この破壊的な味変がライスとの相性を極限まで引き上げる。刻んだニンニクの刺激とマヨネーズのまろやかさが合わさり、一度試したら抜け出せない中毒性を持つ。もはやライスが主役説すら浮上するレベルである。 家系ラーメンの伝統を守りながらも、独自の進化を遂げ続ける『王道家』。柏という街に根付き、その味を全国へと広げるこの店で、ぜひその一杯を味わってほしい。ご馳走様でした。 — 豚骨醤油ラーメン 王道家 柏店04-7140-0078千葉県柏市明原1-7-26https://tabelog.com/chiba/A1203/A120301/12047768/