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2025.01.31 昼

人気ラーメンが刻むビートとは?@Ramen Break Beats

ラーメン・つけめん

東急沿線

1000円〜2999円

★★★★☆

東京の目黒区のあるラーメン店『Ramen Break Beats』へ。

店主の柳瀬拓郎氏はDJとして活動していた経歴を持ち、その名残が店名に刻まれている。ラーメンと音楽、一見交わらないようなジャンルの組み合わせだが、実際に店を訪れると、整然としたビジュアルと繊細な味わいが、まるで美しく編み込まれた楽曲のように響き合っているのを感じる。この店を皮切りに、新宿には「Ramen Afro Beats」、中目黒には「Ramen Jazzy Beats」と、リズムを感じる名前の系列店を展開。まるで音楽ジャンルごとに違ったビートが流れるように、それぞれの店舗が独自のラーメンスタイルを奏でております。

提供するラーメンは、地鶏や厳選した素材を使用した醤油と塩の2本柱。今回は「特上醤油らぁ麺」を選択。

品のある端正なルックス。透き通るような醤油スープは、芳醇で奥行きのある味わいだが、どこかエッジの効いた尖りも持ち合わせている。出汁感にばかり頼るだけでなく、醤油の個性が際立っているようだ。麺は三河屋製麺の中加水のしなやかなストレート麺。噛むほどに小麦の風味が広がり、スープとのバランスも見事。

そして、驚くべきは特上におけるトッピングの充実度。低温のスモークチャーシュー、国産豚肩ロースの低温煮込み焼豚。さらに、ワンタンやフライドエノキまで加わり、まるでシャルキュトリーの盛り合わせを楽しむような感覚に。スープ、麺、具材、それぞれが重なって1つの楽曲のように調和を作ります。

DJとしてビートを紡いできた店主が、今度はラーメンというフィールドで、新たなリズムを刻んでいるようです。ご馳走様でした。

Ramen Break Beats
東京都目黒区目黒4-21-19 アイビーハイツ 1F
https://tabelog.com/tokyo/A1317/A131701/13267329/

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